お父さんもお母さんも亡くなって、でもめちゃくちゃ明るいね。みたいなこと甫木元さん言われてたけど、他人はたいていそう思う。
自分も子供の頃お母さんが死んで、新しい友達に「なんでそんなに明るいの」とか「なんでそんなに性格いいの」とか言われた。そんな考え方があるのかと、言われて知った。
お母さんが死んだからって、明るさも性格も特に変わらない。お父さんも死んだけど、いっこうに変わらない。そんなもん。
心の中にずっと寂しい気持ちはある。無遠慮で甘えたいけど対象がいないのは、子供にとっちゃかなり大きい穴のような気がする。ぽっかり穴があく。埋めるものはないから、ずっとぽっかりしてるだけ。そのまま大人になる。強くなってもいない。我慢はできるけど。
蓋をしてるわけじゃないけど、一日が24時間しかなくて毎日くるくる生きてるのだから、楽しいことがあれば腹を抱えて大笑いするし、他人を楽しませたいし、美味しい物もたくさん食べたいし、学校にも仕事にも行かなくちゃいけない。暇そうにしてたって人間くるくる生きている。