VIVANTを見てて思ったのは、役所広司の存在力。

画面に映った時のソコにいる説得力がものすごい。

映画だと色味とかフィルムな感じで、素人だろうが玄人だろうが雰囲気出るじゃん。でもドラマであんな存在感はすごいと思う。


一番印象的だったのは、乃木がベキにテントの成り立ちを聞いた時。妻が悲しい死を遂げた後「お前を探したんだ」と乃木を見る。セリフの直前に乃木を見てふっと笑うんだけど、この笑顔がすごく好き。

親が子を見て思わず微笑んでしまった様な、すごく優しい顔をする。意外と演技でこんな笑い方する人いない。笑顔っていっぱい種類があって、こんな風に裏のや嘘の無い笑顔を一瞬ふっと入れてくる役所さんがすごいな~と思った。

ちなみにこの笑顔を向けられた時、乃木はちょっと驚いた顔をする。自分がどれほど愛されていたか、乃木は知らないから。


乃木さんはテントに連れてこられた当初、ノコルをゴミを見るような目で見ていたけど笑、素性や大事に育てられてた純粋さみたいな中身を知って、弱き者は助ける性分の乃木さんはノコルに優しくする。

ゴビの事も裏切り者だとすぐに分かったけど、ノコルの心情を思って言わなかった。

ノコルがベキに土下座して「立て!」って言われて、乃木さんに立たせてもらう時、ベキが驚いた顔をするんだけどアレは何だったんだろう。自分的には兄弟愛とも家族愛とも感じなかったんだよね。

乃木さんはノコルを僕の弟だ!なんて思ってないんじゃないかな。単に、早く問題を解決しなければという別班の頭だったと思うんだよね。見てた印象では。だって、愛を知らないで生きてきた(ついでに愛されてるのに気付かない)のに、急にお兄ちゃんが弟を守るよー!なんておかしいでしょ。


何か、小さいところをつついていけば、おかしくない?ってところもあるんだけど、VIVANTはやっぱりめちゃめちゃ面白かった。毎週、待ち遠しかった。三話で日本に帰ったら絶対面白くなる!と思って、実際面白くなったんだけど、後半バルカシーンが多くて、そこは失速した笑。普通に仕事してるやんみたいな笑。多分、視聴者の反応を見て変えていった部分とかあるんだろうな~というシーンもあったね。みんなが喜ぶように。

薫先生の背景って何だろう、ってのが今一番知りたいところだわ。