フジフジ富士QのDVDは、志村さんの立ち位置がぽっかり空いていて悲しい。だけど見ていると、これは志村さんの為のライブであり、同時に生きている3人の為のライブでもあったんだなぁと思えてくる。

映るたくさんの人達が、志村さんだけでなく金澤さんと加藤さんと総くんの事を想っている。フジファブリックを想っている。

面白いことにミュージシャン達は個性的なのに、みなさん自分に合った曲を歌っていて、志村さんの曲作りの幅広さを証明している。あっ、でも藤井フミヤさんは唯一合わないと思った。何かもう、何もかもが違うんだもの。

金澤さんは最年長だし、進行役として頑張っていた。金澤さんは見た目は変わったけど、喋ると全然変わっていないのが分かる。
多分、一番変わっていない。
とても繊細な人だと思う。

総くんはやっぱり演奏するのが楽しいみたい。一日中、日の当たる場所にいた総くんは、始まりは白いのに夕方には日焼けしている。
総くんが『会いに』で使っているギターの音色がとても好きだ。懐かしさと可愛らしさがあって。夏の青空みたいな感じもある。あの茶色と金のギター、今後もいっぱい弾いてほしい。
『会いに』を歌う頃には総くんは本当に疲れている感じで、でも頑張って歌っていた。ライトが印象的。

くるりの岸田さんが曲前に話し出して、後ろに加藤さんが映っている。多分、加藤さんは泣いている。一番ドライそうで、そうではない加藤さん。
加藤さんは、ベース上手くなった。素人の自分が聴いても分かるくらい上手くなった。って言うか、自分を出すようになった?志村さんが今の加藤さんのベースを聴いたら、ビックリするんじゃないかな。歌詞やステージでの立ち振舞いとかも。魅力が増してます。

PUFFYの『Bye Bye』は、泣いてしまうな。志村さんが書いてくれた歌詞なのに、『心の中で祈る 幸せでいて』と、志村さんに向けて思う。『遠くに行っても そう どうか元気で』と。フジファブリックの『バイバイ』のコーラスが良い。