昨夜、長期入院している父の部屋を片付けていました。

会社の書類、家や母のお墓の契約書、退職してから始めた仕事の給料明細、税金の通知書。びっしり書かれたアドレス帳には、たくさんの取引先の後ろに、子供たちの連絡先が書いてありました。

子供の頃のアルバムや、会社の社員旅行の写真。何冊かの本や辞典。

父は、私にとっては親以外の何物でもないのだけれど、片付けていて『一人の男としての、この人の人生が、どういうものだったのか』考えてしまいました。

若くして昇進した時、父親になった時、妻を亡くした時、単身赴任をした時、病気を知った時。…どんな気持ちだったんだろう。

そして、子供である私は、少しでも親孝行してきた?父に幸せを与えていた?感じさせてきた?
逆に私はこれまでに、どれほどの世話をしてもらってきた?それこそ、無償の慈しみを受けてきたのに。

よく分からないけれど、胸がキューっとした。謝りたいような、御礼を言いたいような気持ち。次に病室で会う時は、いっぱい優しくしよう。


父は、スーパーマンみたいだな。