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2回目です。面接対策というか裏話。他の就職活動のサイトであるような「面接の心得○箇条」みたいなものは書く気はありません。いろんな人の経験談とか人から聞いた面白い話をちょこちょこ書いていければと思います。
今回は、僕と同じく早稲田大の第一文学部出身の人の経験談です。
彼女が福島県の民放局を受けにいったときのお話。
面接の中にある原稿読みで、国会議員・大臣経験者の渡部恒三さんの名前が出てくるニュースがありました。
地方局では、その地域の大物代議士のニュースは頻繁に放送で読みます。ですから試験でもこういった感じに出てくる可能性は十分あります。大臣経験者とか時の人はチェックしておきましょう。
それにしても「渡部」 微妙な苗字ですよね。僕の知り合いでもこう書いて、「わたべ」と読む人も「わたなべ」と読む人もいますし、名前の「恒三」にしても素直に「こうぞう」と読んでもいいし、「つねみ」とも読めます。
読み方が全く分からなかった彼女は、「わたべ・つねみ」と読みました。
正解はもちろん「わたなべ・ こうぞう」です。
苗字も名前も50%の確率をともに外してしまいました。
面接官からは、「あなたの大学(しかも同じ学部の)先輩よ」とおしかり?あきれ?ともとれるコメントをいただいたようです。
「これはやってしまったなぁ」と思っていたところ、後日面接の「通過」のお知らせが。
「やってしまったなぁ」と思った後の対処についてはよく覚えていないそうですが、「申し訳ありません。勉強不足です。調べておきます」のような感じのことを素直に言ったそうです。
もちろん知らなきゃいけないレベルのお話なんですが、「しまった」と思った後の対処の仕方でその人の人となりが面接官には伝わります。
アナウンサーになった人でも、面接で知識不足を露呈しない人のほうが珍しいくらいで、誰しもそれくらいの失敗はあります。が、それが致命傷になることはありません。むしろ自らそのことが頭に残って傷口を広げてしまうことのほうが多いです。
面接全体を通しての人の雰囲気を面接官は見ていますので、自分らしさと素直さを発揮してその失敗をプラスに変えていきましょう。もちろん勉強したうえでの話ですよ。勉強していない人は見ていてわかるものですから。
ところで、ある局の人事の人は、「人名とか名称は放送の前に調べればいいんだから読めなくてもいいんだよ」とおっしゃいました。もちろん実際の現場では突っ込みのニュースもあるのである程度の知識は必要ですが、読めると思っているものでも調べる習慣がアナウンサーになる人には必要です。
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