こんにちわ!Anamaruです(‐^▽^‐)
採用試験対策のPART1、発声練習についての5回目(最終回)は「滑舌」です。
これまでの発声練習に関する項目をまとめると、「発声 」「発音 」「無声化 」「鼻濁音 」でした。
実はこのほかにも「口蓋化」「長音」「摩擦」など項目にすると色々あるのですが、さしあたり就職試験前におぼえておきたい項目は先の4項目です。
今回の「滑舌」はそれらをすべてひっくるめてしっかりと音を出すといういわば応用練習です。
ア行からワ行、さらにガ行やダ行、ギャ・ギュ・ギョやピャ・ピュ・ピョなども含め各行を練習するのに最適な文章を発音してしっかりとした音を身に付けていくのです。
よく聞く早口言葉「スモモも桃も桃のうち桃もスモモも桃のうち」「蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ピョコピョコ」などもマ行とパ行の滑舌練習に出てくる例文です。
しかし認識しておいてほしいのは、「早口言葉」と「滑舌練習」はまったくの別物だということです。
滑舌練習ではまず ゆっくり はっきり 大きな声 でをこころがけて練習します。
つまり一音一音を正しい口の形や舌の位置ではっきりと発音できるようになること、前後の音に引っ張られないこと(ex,「お綾や親にお謝り」が「オヤヤヤ、オヤヤマリ」とならないように)がまず重要です。
それらを意識していくと、自然と口や舌の動きが滑らかになって、最終的には早口言葉も簡単にできるようになります。
代表的な滑舌練習文をいくつかご紹介しましょう。
青は藍より出でて藍より青し(ア行・母音)
お綾や親にお謝り(ア行・母音)
貨客船の旅客(カ行)
菊桐菊桐三菊桐 あわせて菊桐六菊桐(カ行)
粗品、粗酒、粗食(サ行)
新設診察室視察(サ行)
京の生鱈(だら)奈良生まな鰹(がつお)(ナ行)
小米の生噛み、小米の生噛み、こん小米の小生噛み(ナ行)
親がもめ、小がもめ、孫がもめ(マ行・鼻濁)
アンリ・ルネ・ルノルマンの流浪者の群れは、語呂の上からアンリ・ルネ・ルノルマンの落伍者の群れといい改められた(ラ行)
是々非々主義絶賛(ザ行・無声化)
灘だな灘だな灘なのだな(ダ行・ナ行)
滑舌練習の例文のほんの一例をご紹介しました。
アナなるドットコム~アナウンス技術に関する書籍 でもこれらの例文の載った発声練習に関する本をご紹介してる他、本屋さんでも演劇関連のコーナーに置いてあるのでぜひ買って練習しましょう!!