最近はビジネス本や実用書ばかり読んでましたが、久しぶりに小説を読みました。
といっても、仕事チックなストーリーですが。
ディーセント・ワーク・ガーディアン/双葉社

¥1,785
Amazon.co.jp
(内容紹介)
「人は、生きるために働いている。だから、仕事で死んではいけないんだ」労働基準監督官である三村は、〈普通に働いて、普通に暮らせる〉社会をめざして、日々奮闘している。行政官としてだけでなく、時に特別司法警察職員として、時に職務を越えた〈謎解き〉に挑みつつ。労働基準監督署を舞台に描く熱血エンターテインメント!
(amazonより転載)
労働基準監督官が主人公の小説って珍しいですよね。
一見地味~な感じですが、読み始めると「なにこれー、面白い」という感じであっという間に読了。
「小説推理」に連載していたこともあり、推理小説チックな要素もあり、もちろん労働問題も扱い、さらには家族のヒューマンドラマもありと、いろんな角度から楽しめる1冊かと思います。
クライマックスなんかはかなりのハラハラもの。
タイトルにも関わってきますが、文中のセリフで印象的だったのがこちら(以下、多少ネタバレあり)。
「ディーセント・ワークとは、平たく言えば、普通に働いて普通に暮らせるってことになるんじゃないかな。ただし、その〈普通〉をきちんと説明しようと思ったら、否定分をいくつも並べることになる。」
「生活費に満たないような賃金ではないこと。働き続けると病気になるような作業環境ではないこと。死んだり怪我を負ったりの危険に満ちていないこと。(中略)…エトセトラ」
公務員の仕事って、その当たり前とされている「普通」を守ることだったりするんですよね。
それは一見保守的であるが、実はものすごい革命をゆっくりゆっくりと進めていくことでもある。
そして、そのためには強い信念と不断の努力が必要であると。
労働を取り巻く環境は日々刻々と変化していく。
昔は大問題とされた公害・労災は技術や法整備とともに少なくなる一方で、ワーキングプアや長時間労働など新たな問題がわき起こってくる。
当たり前とされている「普通」を守ることって結構大変だよなって思いますよね。
それから、本のラストのほうで、主人公が息子に「みんなで幸せになるのって、無理なのかな」と聞かれるシーンがあります。
ここでの父親が答えがまたグッとくるんですが、こういう普遍的な命題を突き付けられた時、どう答えるのかって、その人の生き様が如実に表れるよな~と。
どんなに聞こえの良い言葉で表面を取り繕っても、おそらく子供には響かないでしょう。
自分の生き様を、自分の言葉で語れる人間でありたいと思うと、もうちょっと真面目に生きてみようかなという気になります(え、遅い?)。
ともあれ、なかなか面白い小説でした。
といっても、仕事チックなストーリーですが。
ディーセント・ワーク・ガーディアン/双葉社

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(内容紹介)
「人は、生きるために働いている。だから、仕事で死んではいけないんだ」労働基準監督官である三村は、〈普通に働いて、普通に暮らせる〉社会をめざして、日々奮闘している。行政官としてだけでなく、時に特別司法警察職員として、時に職務を越えた〈謎解き〉に挑みつつ。労働基準監督署を舞台に描く熱血エンターテインメント!
(amazonより転載)
労働基準監督官が主人公の小説って珍しいですよね。
一見地味~な感じですが、読み始めると「なにこれー、面白い」という感じであっという間に読了。
「小説推理」に連載していたこともあり、推理小説チックな要素もあり、もちろん労働問題も扱い、さらには家族のヒューマンドラマもありと、いろんな角度から楽しめる1冊かと思います。
クライマックスなんかはかなりのハラハラもの。
タイトルにも関わってきますが、文中のセリフで印象的だったのがこちら(以下、多少ネタバレあり)。
「ディーセント・ワークとは、平たく言えば、普通に働いて普通に暮らせるってことになるんじゃないかな。ただし、その〈普通〉をきちんと説明しようと思ったら、否定分をいくつも並べることになる。」
「生活費に満たないような賃金ではないこと。働き続けると病気になるような作業環境ではないこと。死んだり怪我を負ったりの危険に満ちていないこと。(中略)…エトセトラ」
公務員の仕事って、その当たり前とされている「普通」を守ることだったりするんですよね。
それは一見保守的であるが、実はものすごい革命をゆっくりゆっくりと進めていくことでもある。
そして、そのためには強い信念と不断の努力が必要であると。
労働を取り巻く環境は日々刻々と変化していく。
昔は大問題とされた公害・労災は技術や法整備とともに少なくなる一方で、ワーキングプアや長時間労働など新たな問題がわき起こってくる。
当たり前とされている「普通」を守ることって結構大変だよなって思いますよね。
それから、本のラストのほうで、主人公が息子に「みんなで幸せになるのって、無理なのかな」と聞かれるシーンがあります。
ここでの父親が答えがまたグッとくるんですが、こういう普遍的な命題を突き付けられた時、どう答えるのかって、その人の生き様が如実に表れるよな~と。
どんなに聞こえの良い言葉で表面を取り繕っても、おそらく子供には響かないでしょう。
自分の生き様を、自分の言葉で語れる人間でありたいと思うと、もうちょっと真面目に生きてみようかなという気になります(え、遅い?)。
ともあれ、なかなか面白い小説でした。