株式会社ワーク・ライフ・バランス代表取締役の小室さんと、病児保育で有名なNPO法人フローレンス代表理事の駒崎さんの対談本。このお二人が書いたなら、絶対に為になる本に違いないという私の期待に見事応えてくれました。
まず、全体を通じて良かったのは、個人の具体的な実践法をまとめた本であること。
ワーキングカップルを取り巻く職場や社会の現状はとても恵まれているとは言えず、もっと制度や社会の風潮が味方してくれれば…と思うこともしばしば。
しかし、そういった変わらない現状を嘆くだけではなく、その中でも自分たちができる工夫やノウハウを実践することで、今よりもっと働きやすい、生活しやすい環境に変えていけるはずですよね。今日からすぐに実践できる技がたくさん紹介されていたように思います。
そして一番印象に残ったのが、この言葉。
「日本の働き方を変えたい。」
お二人はずっとこう考えて仕事をしてきたそうですが、私も自分の人生の目標にしたいくらい、ズシンと心に残る言葉でした。
そもそも私自身「なぜ働くのか」という問いに対してこれまでは、私にとって仕事は「ロールプレイングゲームをしているような感覚の楽しさがあるから。」というのが大きな理由でした。
もちろん仕事をしていれば、楽しいことばかりではなく、特に子持ちで仕事をするには、並々ならぬ強力な敵が各所に潜んでいます…。
次はどんなモンスター(逆境)が待ち構えているのかに怯えつつも、知識やスキル、仲間を総動員してそれをクリアし、レベルアップした後の自分や社会はどうなっているのか、その先にたどり着きたいという好奇心が私の仕事への原動力とも言うべきでしょうか。むしろ逆境が多いほど燃えるタイプかもしれませんね(笑)
しかし本書を読んで、こうして自分が行ってきた仕事や生き様を通じて「日本の働き方を変える」ことへの一歩にしたいという目的意識が生まれ、ようやく「何のために働くのか」という問いへの答えが少しずつ見えてきたように思います。
そしてその目標を実現するためには、理想論ばかり振りかざして頭でっかちになるのではなく、失敗もしながら実践し経験値を上げていくことこそが重要になりそうです。
というわけで、次回以降は、1プレイヤーとして実際に本書を読んで自分が実践してみた結果や、気づき等をまとめたいと思います。
みなさんの「なぜ働くのか」、「何のために働くのか」もよかったら教えてくださいね。
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