今朝、父と 電話で話した。
27分間。
わたしの記憶の限り、
これまで生きてきた中で、
父との最長の会話 だったように思う。

現在、2011年の震災後、
土木建築士 の父は、
福島県に 住んで、働いている。

昔から、転勤、単身赴任 が多かった。
そして、父は現在 実家の高知県を 離れ、
単身、福島県に行き、
働いている。

最近になって、
ようやく、穏やかな会話が成立するようになった。
まぁ、父の、放り投げっぱ 発言(おそらく本人に悪意は無い)
に 対して、
わたしも、いちいち反応してても
面倒臭いし、
流せるほど わたしが、大人しくなったから
も、ある し、
そのDNAを受け継いでいること
に、ゾッとするから。

今朝の電話にて。
父は、福島県に行き、毎年この季節
何故か、
山形県 の さくらんぼ
を、
家族に送ってくる。

山形県に知り合いでも出来たのか?
どうして?福島県に居て、
山形県のさくらんぼ
しかも、結構な量。

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うん。  気色が悪い。

そして、今年もまた、山形のさくらんぼ
を、
送って来る予定だという
話になったので、
流れで、
「なんで山形のさくらんぼなん?」
と、一応、とりあえず訊いてみた。
まあ、もう 慣れたが、
いつもの、バカ丸出しの理由?もはや、理由でもなんでもない。
山形のさくらんぼ は、
福島県の、スーパー で、自主的に
それをチョイスして、購入しているだけ
という、
そんな ただの「イミフ」が、
我が父である と、考えてしまうとゾッとする。
毎年、何かのメッセージなのか?
と、思うほどの、
家族全員に同じ量の、
「山形のさくらんぼ」。
当たり前のように、
毎年、絶対に、
「山形のさくらんぼ」。
今年も、お決まりのように、
「山形のさくらんぼ」。
これだけ5年程、
「山形のさくらんぼ」を、
しかも、尋常じゃない量を、
「お待ちかねの!」
みたいに、
送られてきて、とりあえず訊いてみたら、
福島県の、近所のスーパーで、
ただ、買っていた。

もう、この話いいや。。

今朝の会話で、
父は、先日、職場で体調不良で、
緊急に検査入院して、
なんでもなかった
出来事 があったので、
一応、身体の具合も、訊いてみたところ、
いつものように「大丈夫よ。」
と、ヘラヘラ応えた。
しかし、検査入院の一件で、
父は、父なりに、
自身の老い 
に、気がついたようで、
わたしが、
「いつまで福島県に居るん?」
と、訊いてみた。
以前から、わたしは、
死ぬときは実家に帰って死ねよ!
と、促していたので、
いつものように、
「だって、みんな(おそらく職場の方々)が、居って って言うもん。」
と、返事が来るかと思いきや、
「今年度か、来年度 で、帰ろうか、、」
と、言い始めて、
わたしに、
「杏も、一緒に帰ろう。実家で絵描けばええやん。」
と、言い、
わたしが、
「実家で絵描けば、変な目で見られるやろ」
と、返すと、
すんげえー楽しそうに笑って、
「そうやね!」
と言うので、
「やから、実家で絵描くの無理やん。」
と言うと、
ケタケタ笑って、
「それは、そうやね!」
と。
これが、父の常である。

父は、
「お父さんも、もう歳や思うた、お腹周りが太った。」
と、言っていて、
「お父さん元々ガリガリやん。それに、59歳で、お腹出て歳感じるんって、だいたい30代、40代 から出るもんなんじゃないん?」
と、言うと、
また、バカみたいに、ヘラヘラ笑い、
「そうやね!!」

父の会話は、おおよそ、
何がオモローて、ヘラヘラ笑ろとんねん。
で、終わる。

そして、
わたしのアドバイスにより、
今年の正月に、福島県に持って行った
ギターも、夜な夜なアルペジオで
静かに弾いてる
とのことだったが、
DNAだ。
わかる。
多分、ノッてまうときが、無いはずがない。

しかし、今回、初めて、
そろそろ実家に帰ることを検討しているようだった。
そして、その理由は、
「実家から、福島県 は、やっぱり遠い。」

安定の、今更 か!!

もうええわ。キリ無いっちゅーねん。


aune
2016.06.11