先日、アニメ『3月のライオン』が終了しました。
しかし!同日、映画の前編が公開、来月には後編、そして10月からはアニメの第2シーズンが始まるということで、まだまだ目が離せません!
NHKで放映されていたアニメの最終話は、11巻の最後に収録されている『ファイター』というお話です。
主人公の桐山零の幼い頃を中心に描かれたこの特別なお話は、胸に迫るものがありました。最後に流れたのは第一クールのEDテーマ、『ファイター』。
BUMP OF CHICKEN『ファイター』×羽海野チカ『3月のライオン』のコラボが行われたのは2014年のことです。漫画とCDを1つにまとめて発売されたり、DL購入した方限定のスピンオフが読めたりするという、いわば異なる形の作品が交錯する、新しい、素敵なコラボでした。
当時漫画を読んでいなかった私はとにかく『ファイター』のCDが欲しくて漫画を買いってました、ごめんなさい。今やこんなに大好きな作品なのに、実は前々から出会っていたというのも運命的で良いですね(言い訳)。
『ファイター』は私が大学に入学し半年ちょっと経った頃の曲でした。ちょうどその頃、私の学科ではゼミ選考というのがおこなわれている時期でした。
私の学科は2年からゼミに所属するのですが、卒業するまで基本的に変更できません。なので1年生のゼミ選びはかなり重要です。自分が学びたいことは何なのか熟考し、先生のところに面談をしに行ったり情報を集めたりして、自分で決めます。
私も当時、先生のところに面談をしに行くのに、びくびくしてました。全く知らない年上の方とメールでアポ取りするなんてこと、したことなくて怖かったです。
面談に行く前日に発売されたのが『ファイター』でした。BUMPはいつでも心を押してくれるなと思いました。すごく心強かった。
去年の全国ツアーBFLYで、生でこの曲を聴いて号泣しました。こんなに泣いたのは後にも先にもこの1回だと思う。そこでもさらにこの曲が大切なものになりました。藤くんの『一番近くに』の力強さで全てが破壊されたような気がした。BUMPってやっぱりすごいなと思った瞬間でした。
そして、先日の特別アニメ『ファイター』。零ちゃんの幼い頃の話に共感しすぎて胸が痛かったです。ネタバレ含みます。
遠足の移動中、バスの隣に座る人がいないところ。嫌うのは構わないからおとなしくしてほしい。隣でずっと嫌そうにされるより、いない方がマシだ。
そんな「隣の人がいない」自分でも、将棋をするときだけは相手がいてくれる。だから将棋は死んでも手放すわけにはいかない切符だと零ちゃんは思っています。
そして将棋を続けるうちに、自分と同じ方向を向いている仲間がいるということに気づいたのです。これがまた、二海堂やスミスさんのようなおなじみメンバーと、島田vs藤本の勝負を検討するシーンを挟んで描かれているのが良い。
零ちゃんの原点に立ち返るような、救われたような優しいお話です。エンディングに流れる、特別アニメ&エンドロールの『ファイター』があまりにもこの『3月のライオン』という作品にリンクしていて、心が震えるというか、とにかく「感動」なんて言葉で集約できない感情になります。
私も零ちゃん側の人間でした。校外学習や合宿のバスで自然と隣が空いてしまう。別にほっといてくれればいいのに、仕方なく隣に座る人がいる。
でも本当は隣に誰か座っていてほしい。自分と近いところにいる誰かが。
だから、ああいう移動がすごく憂鬱でした。自分は1人だって突きつけられているようで。大人数で行動するのが苦手で、周りについていけず、その場から逃げ出したくなる気持ち。辛い。
今でこそ1人でも全然平気!何やったって自由だ!なんて気楽に考えることが出来ていますが、当時は本当に嫌でした。
私の場合、零ちゃんの将棋に当たるものが音楽です。音楽をやる時、合奏をする時、ライブをやる時、必ず一緒にやる仲間がいる。それだけで1人じゃないと思えました。だから絶対に音楽は一生続けようと思っています。
そう、こんな人間だから、あまりにも零ちゃんと自分が重なってしまって(というのは零ちゃんに申し訳ないかもだけど)、さらに追い討ちをかけるように自分にとって大切な曲『ファイター』が流れて、もう何が何だかわからなくなりました。すごい。音楽とアニメと漫画と、全てがリンクしてあんな気持ちになったことはありませんでした。
最後の最後までやってくれますね…。
1つの曲に対する思いって、初めて聴いた時から変わっていくこともあれば変わらないこともありますが、私にとって『ファイター』は今や「背中を押してくれる歌」というだけでなく、自分の人生を表す1曲と言っても過言ではないくらい大切な曲となりました。
一体今までどれくらいこの曲に助けられてきただろう。
この先どれくらい助けられて生きてくのだろう。
そして、そんな大切な曲に出会えて良かった。
そんなことを思いました。
追記:『3月のライオン』という作品を読んでからこのBUMPとのコラボMV見たら泣いてしまった。リンクの仕方が凄まじい。
これはどちらかがどちらかに寄せているのではもちろんなくて、根っこから同じものを持って生きている人どうしの作品だからこそ実現した感動作品なんだなと思った。



