■現在活動中の聖書頒布者の名簿
たとえ、主が大いに好ましく見ている、この祝福された収穫の業に活発に加わることが出来ていなくても、私たちは、真理によって結ばれる友人たちは、みな心の中ではコルポーターであると考えたい。私たちのコルポーターたちの名簿は700人を超えて成長している。しかしこれらの、当初すべてのもしくはかなりの時間を捧げようと決めて始めた多くの愛する友人たちは、落胆に直面したり、彼らの当初の願いを果たすことが出来なくなってしまっている。これらの仲間たちの、愛と関心に感謝したいと思う。しかし実際には、この名簿を削減する必要が出てきている。そうするなら名簿は、実際に今活動しているコルポーターたちだけになるだろう。それは、ほかの人たちは彼らの出来ることをしないという意味ではない。それは単に、このコルポーターとしての奉仕で活動的でない人たちは、手紙を管理している通常のコルポーター部門によって奉仕するのではなく、自分たちの出来る範囲で、他のコルポーターたちの活動を援助するということである。それ以外は、すべて同様に扱われるだろう。
今後、有効なコルポーターとして認められるためには、1)明確な書面による区域の割り当てを持っていること。2)道理にかなった範囲で可能な限り、一度の注文で25冊以上の「聖書研究」の本を他の人に送ること、そしてこの注文は協会から無料で支給される通常の注文用紙を使うこと。3)毎月の報告を1日と15日に協会から支給される用紙を用いて定期的に送ること。4)これらには、協会から無料で支給される印刷されたコルポーター専用の封筒を用いることが求めらている。もし、一時的に在庫が無くなってしまったなら、一般の封筒の左下の角に、コルポーター部門と書くこと。
共に働くパートナーを探しているコルポーターは、援助を必要とする旨の手紙を送って頂きたい。全体大会は、こうした仲間を見つけるための優れた機会だと気づく人たちも多いだろう。
■誰が射撃の名手だろうか
友人や隣人たちに「聖書研究」を販売するために出来ることをする人たちは、みな射撃の名手である。コルポーターたちは、彼らの一部のもしくはすべての時間を用いて、組織的に区域を選び、そして働く。一度に特急便で20冊を注文したり、40冊を貨物便で注文し、正確に家の人に料金を請求する名手たちには、(販売用の書籍を協会から購入する際に)コルポーター料金が認められる。例えば、「聖書研究」は1冊16セントとなる。それより少ない量の場合は、「ものみの塔」誌の2ページを見て頂きたい。我々は、コルポーターでないものの「ものみの塔」の登録者になることに深い関心を持っている人々はみな射撃の名手であると信じている。人口が300人以下のすべての町は、明確な割り当てなしでの訪問販売を行なうことが出来る。
我々は、親愛なる友たちがどのような方法であれ、喜んで力を貸してくれることを確信している。そして、これらの提案に応じてくれることは事務をする職員たちを援助する一つの方法である。
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コルポーターは1881年から始まった奉仕活動で、1885年までには300人が名簿に登録され、1914年には1000人を超えました。彼らは自分で生活費を稼がなければなりませんでした。協会は無料の小冊子と、定価のある販売用の本を用意して、その売り上げの一部でコルポーターたちが生活するように勧めました。彼らはどのくらいの収入があったのか気になりますね。「ふれ告げる人々」の本には、「米国西海岸で奉仕していた人が1898年に書いた手紙によると,その人はそれまでの33か月間で,1万2,800㌔を馬車で旅行し,72の町で証言し,1万8,000回の訪問を行ない,4,500冊の本を配布し,125件の予約を取り,4万枚のパンフレットを配りました。.......さらに,オーストラリアで一緒に奉仕していた夫婦は,わずか2年半の間に関心のある人に2万冊の本を配布することができました」と書かれています。
アメリカのコルポーターは、4,500冊の本と125件の予約を取ったとありますので、1冊に付き、仕入れに3ドル乗せられたすれば、4,500x3で、13,500ドル。150万円くらいですか。予約125件からいくら入って来るかにもよりますが、3年でこれだと、あまり大したことはないかも知れないですね。オーストラリアの2万冊を配布した夫婦は、1冊に付き3ドルの利益で6万ドル。もし5ドル乗せられたなら10万ドル。約1,000万円なので、悪くはないですね。 1909年の報告によれば、一人当たり平均1,000冊を協会から受け取って(仕入れて)いるので、一人年間3千ドルから5千ドルの利益というところでしょうか。そうなると、普通に仕事をした方がお金は稼げたのかもしれません。仕入れと販売の差額がまだ分かりませんが、この差が大きければ、もしかしたら、聖書の音信を伝えるよりも、金儲けが面白くなってコルポーターを続けていた人もいるかもしれませんね。この辺は、今後調べてみたいと思いました。