● 伝えたいことのズレ
今回の記事は割と人が陥りがちだなと感じる「コミュニケーションにおけるゴール設定の間違い」ということについてお話ししていきたいと思います。
「コミュニケーションにおけるゴール設定の間違い」と言ってピンとくる方は少ないかもしれませんが、言い方を変えると「何かの内容」を伝えるのか「自分の思い」を伝えるのか混同することが多いというお話です。
分かりやすい例で言えば、国会などの質問が「質問」ではなく「主張」の発露になっているというのがよくありますが、身近にも大いにあり得ます。
今回の記事で紹介する事例は「好きなものを布教する」という事で非常に起こりやすい内容となります。
因みにですが、ここでいう布教というのは本物の宗教の話ではなく、好きなアニメや漫画などをまだ知らない人に紹介して輪を広げるという意味合いです。
さて、今回の事例は私自身に起きた事ではなく、知り合い同士に起きたゴタゴタになります。
最初のきっかけはSNS上でやりとりもある方がフォロワーさん全体に向けて「おススメのアニメありますか?」と投げかけたことが始まりになります。
私自身はその質問に関しては特におすすめを挙げていませんでしたが、そこそこの人数が思い思いのタイトルと一言コメントくらいの分量でおすすめの作品を挙げていたんですね。
しかし、その中に一名やたらと熱量の高い推し方をしている人がいました。
その方は私もやりとりをしたことがありますが、日ごろのつぶやきの中でも自由律の短歌を上げたり、二次創作の小説を上げたりという文筆系に強い方でした。
自由律の短歌などでは、そういった事には疎い私でもハッとさせられるようなセンスをお持ちの方で、作品の合間合間にあるつぶやきにもいろいろな点で熱量を感じる方でした。
きっと作品から発せられるエネルギーはその心の熱量にあるんだろうなという方です。
その方も先ほど言っていたおススメのアニメを聞いていた方とはやりとりがある、というかかなり仲良くしている方なのですが、仲がいい人からのおススメを聞かれたという事で張り切ってしまったようで、その激しい熱量で紹介を始めたんですよね。
はたから見ていてもやりすぎというか、ネタバレどころか半ば解釈の押しつけに近いレベルの情報量でのプレゼンが行われたんですね。
元の質問を投げた方も若干引き気味で、最初に「落ち着いて」となだめてみても推しエピソードの解説が強行されてたりしていました。
一応一つのコメントに連なる話はそのあたりで終わりましたが、質問をしていたお方が別のつぶやきで「プレゼンの仕方って大事だよな」みたいな事を言った後に、プレゼンをしていた側のお方が「内容ではなく装飾でしかない『伝え方』で判断するなんて間違っている」と述べた後お互いのフォローが解除された状態になっていました。
事の顛末は私の視点でしかないので他の悲喜交々があった上でのフォロー解除なのかもしれませんがいずれにせよ元の関係が良好だっただけになかなか衝撃的な出来事でしたね。
この行き違いというのもなんとも難しいものだなあと思いましたが、片方はその熱量もそうですが情報量で「初見の新鮮さ」を奪われることを嫌がっているようにも見えましたし、もう片方は「受け入れられなかったことへの憤りが強かった」ように思います。
ちょっと長くなってしまいましたので一旦切りますが、この事件、皆さんならどう切り抜けるのが最適だったと思いますか?お暇があれば考えてみてください。