● 感情と一般論 その1
今回は人が生きていく上でなかなかコントロールしにくい「感情」について語っていこうと思います。
この記事ではSNSなどネット上で起こりやすい争いや炎上のパターンを解説します。
自分自身が感情的な発言をネットに流して争いを引き起こしたり、炎上騒ぎを見ているうちに巻き込まれたりしないために今回お伝えする知識を役立ててください。
今回のテーマ「感情と一般論」について考えるきっかけになったのはとあるアニメに対して識者が「何が面白いかわからない」と発言した炎上騒ぎがもとでした。
炎上の元になった呟きはざっくりまとめると「現実と乖離した表現が看過できない」というような事を言っていたのだと私は思いました。
この後の炎上騒ぎに関してはまあどこにでもありふれている「皆が皆断片的な情報で主張を垂れ流す」という感じの物で、論点が人それぞれある問題なので解説は出来ません。
今回の件の個別の主張の正しさは別として思った事としては、この手の「○○の良さが分からない」系の話からの炎上は非常に起こりやすく、そこかしこで見かけるのも事実なので、こういった事に対しての対策をとるのは大事だなという事です。
私が思うこういった「気に食わないものに対する発言が元になる炎上」の根本にあるのは「感情に対して関連の無い正当性を紐づけてしまう」という現象だと考えています。
元の発言を取ってみても「面白さが分からない」は面白いという感情が湧くかどうかという事を言っていますが、「現実に則していない表現」というのは描写の正当性の話です。
感情は自然と湧き出てくるものであって、そう簡単に理由付けが出来るものでも無いはずです。
ちょっと極論で語りますが、お笑い芸人の漫才でもコントでもトークでも、現実にきっちり則している正しい話でないと笑いが取れないかと言われればそんなことはないわけです。
アニメなり物語なり、その他の事でも面白くないと思うのは感情であり蓋が出来るものではありません。
別にそれでなにも問題はない筈です。
しかし、ここに正当性を結びつけようとすると話がややこしくなります。
面白さが分からないというという個人の感想と正当性を結びつけると何が起きるかというと、一般化です。
分かり易く言うと、ただ好きか嫌いかを感じるだけなら個別に相性が合うかどうかというレベルの話ですが、一般的に正しい、間違っているという事柄と結びつける事で、好き嫌いが正義か悪にの話にすりかわるのです。
一見すると好き嫌いと正義か悪かが混同される事のどこに問題があるのかというところではあるかもしれませんが、それについては次回お伝えします。
まずは自分の話し方が好き嫌いと正義か悪かを混同していないか考えてみてください。