● 新年初稽古!
空手備忘録、所属稽古会編です。
先日所属する稽古会で新年初稽古を行なってきました。
まあ何かかしこまってやったわけではないですが、気持も新たに2022年の空手生活スタートです。
今回はほぼ投げを行いました。
私が所属する空手における投げは、最初はセイサン立ちの移動に合わせて相手と胴体で接触する面を作り、自分の重心ごと相手の重心を相手の不利な位置に落とすという形で行います。
大事なのは相手と自分が一緒に動く事、動かしたい思いで自分だけ先行すると技がかからないので、相手の動きを読むのも大事です。
最初の段階では相手にあまり耐えてもらわずに一体に動く感覚だけ相手にも共有してもらってフィードバックをもらいながら感覚を養います。
次の段階は相手に踏ん張ってもらい、自分から相手に圧を少しかけて相手が踏ん張るポイントをコントロールしながら、相手が踏ん張っていないポイントで投げるというものです。
この時大事なのはあくまで圧をかけるのは少しだけというところです。
強く圧をかけすぎると相手もどこかに力が偏ることが分かるので対応されてしまいます。
相手には気づかれないがコントロールはしている。
このギリギリのラインを攻めるのが大事です。
最後は応用編、基本の流れは見た目はあまり変わりませんが、組んだ状態から相手の重心を上に持ち上げて投げるという投げです。
応用編と言うことでやはり難易度が高く、ともすれば相手の身体を持ち上げようとして力負けしてしまいます。
上手い人にかけてもらうと本当に腰のあたりがふわっと浮かされてしまうのですが、その時に持ち上げられている感覚はなく、相手と一緒に上がっているという感じなんですよね。
流石に難しく出来ない人が多かったのではるか昔の投げの基礎練でナイハンチで立ちで深く相手に入り込んで足に乗せながら投げるというものも行いました。
ナイハンチは自然と相手の下に入り込むことになるので、入り込んだあとはナイハンチで強い姿勢の位置に上半身を戻すだけで投げの完成です。
大事なのはやはり姿勢、そして腕力に頼らない事、そして何よりナイハンチを信じること。
やはり最後はナイハンチに帰る。
今年もがんばります。