● 多様な価値観を尊重するための考え方その1

 

 今回の記事は多様化が叫ばれる現代社会での上手い生き方に役立つ考え方をお伝えしようと思います。 

 

 何故こういった記事を書こうと思ったかというと、多様化が進んだ現代社会において価値観の衝突で起こる軋轢をよく見かけるため、何かしらの対策が必要だと感じたからです。 

 

 相手の価値観を適度に尊重出来るようになれば、不要な争いを生まずに済むようになるはずです。 

 

 最初に誤解を生みそうなポイントだけ説明すると、価値観の尊重とは相手の価値観に自分が合わせるという意味ではないという事です。 

 

 大事なのは線引きで、むしろ一定以上踏み込まないという事の方が大事です。 

 

 様々な価値観を持った人が簡単に交われる時代になったからこそ、自分の当たり前を無意識に押し付けないように注意するべきという事ですね。 

 

 さて、私が考える多様な価値観を受け入れる為に必要な認識は「人が理解出来る世界の狭さを知る」という事です。 

 

これは言い換えると「技術躍進は既に人のキャパシティを超えている事を理解する」という事でもあります。 

 

 どういうことか説明しましょう。 

 

 元々人間は社会性の動物と言われ、多人数との共存は得意な方ですが、それでも生物として想定できる多人数との交流とは、歩いて行ける範囲に居る人々が限界でしょう。 

 

 しかし、車や飛行機などの短時間で長距離移動できる交通手段は勿論のこと、インターネット等の情報技術の発展で交流できる範囲はそれまでの人間の限界を遥かに超えて広がりました。 

 

 例えば今SNSで同じ趣味を持つ人を検索すれば余程ニッチなジャンルでない限り日本だけでも万単位の同好の士を見つけられる筈です。 

 

 しかし、その全員と交流を持とうとするのは無理そうだというのは体感で分かるのではないでしょうか。 

 

 人が相手を認知して交流出来る限界の人数がどれくらいなのか、明確な資料が手元にある訳では無いですが、恐らく普通は数十人が限界なのではないかと考えています。 

 

 私自身の体験ですが、大学時代の部活で代表を務めた時、部員は90名程いました。 

 

 部員全員の名前の把握程度は問題ないにせよ、全員と何の気なしに雑談できるレベルでの交流を保つのには中々苦労した記憶がありますし、そこから更に運営の仕事を振ったり管理するのはかなり厳しいものがありました。 

 

 一般的な企業も大きな所であれば、社長が全ての社員を把握するのは無理な話で、数人~十数人を管理する人が居て、その管理する人を束ねている人が居て…という形で、一人が管理する人数は限界を超えない構造になっている筈です。 

 

 こう考えると、まず量の面で見ても技術の躍進で出来るようになった交流の門戸は人にとって多すぎるという事が分かります。 

 

 このテーマは長くなるのでまずはここまでにしますが、まずは人間の限界を理解しましょう。