オーケストラ本番ラッシュ一週目が無事終焉しましたので今回は感想&備忘録記事です。
今回演奏会があった団体はちょこちょこ記事にも書いている、私が立ち上げ時から参加しているオーケストラでした。
色々運営上のコンセプトがどうとか、曲がヘビーで難しいという話を書きましたが、当日そういえばこれが一番の問題だったという事を思い出しました。
それはステリハが無い事。
流石に直前練習はあるのですが、別会場で行なう事になっていました。
これはオーケストラ単独の問題というよりは都内にオーケストラが乱立しすぎている為に起きている事故とも言えます。
実際本番の会場は違えどその日が本番という団体はうなる程ありました。
私が所属する団体は本番の会場が取れない位なら、一コマだけでも確保してそこで演奏会を開いてしまおうというスタンスな訳ですね。
こういった選択は、珍しい方ではあるものの前代未聞という訳ではありません。
ただやはり、会場が違うと人が全て同じでも響きは変わってしまうので物凄く大変なんです。
それを何とかやりぬいてしまうのも問題なのかもしれませんけどね(笑)
一応響きの確認はオーケストラの入場をアメリカンスタイル(思い思いのタイミングで奏者が席に入り音出しをして指揮者を待つ形式)にしてどうにか各自で確認するという事をしていますが、今回はそれはそれで問題なんだなという事に気が付きました。
舞台上の音出しの音がまあ大きい
みんながみんな鳴らせる奏者だという事もあるのでしょうが、多分本場のアメリカでももうちょっと舞台上が静かなのではないかと思ってしまいました(笑)
まあ舞台上の音出しの音の大きさは次回から注意をするとして、本番の感想に移りましょう。
一曲目バルトーク/舞踏組曲
聴いている人には伝わっていないレベルかもしれませんが、奏者の立場だと結構ヒヤヒヤしました。
なんというか、音が微妙にかみ合わないというか、普通のタイヤで雪道を走る系の恐怖というか、どこかがミスったら歯止めが利かなくなる予感がする感じですね。
個人レベルではかなりおっかなびっくり弾いていましたが、そこはうちの団体もやはり実力者揃い崩壊することなく演奏しきりました。
特にソロを弾く人たちは本番で最高のパフォーマンスを出している感じがありましたね。
二曲目コダーイ/ハーリヤーノシュ
まだ若干ホールへの慣れが浅い感覚はあったものの、曲自体がバルトークの曲よりも分かり易いこともあって、全体的にも本領発揮な感じがありました。
特に感動的だったのがハンガリーの民族楽器ツィンバロンの音が聴けた事でした。
色々な大人の事情があって合わせは当日のみ、という事は本番会場でちゃんと聴けるのもその瞬間だけ、とても貴重な体験でした。
思えばこの曲は私が高校生の頃、まだオーケストラの事情など何も知らなかった時に友人が「これやりたい」とスコアと音源を持ってきてみんなでハマり、しかし、いざ現実性を考えた時に弱小高校オケでは手も足も出ない編成に泣く泣く取り下げた曲でしたおよそ十五年後に演奏が実現し、恐らく他の団員には無いこみ上げる思いがありました。
そして最後の曲バルトーク/管弦楽の為の協奏曲
作曲者が同じ分作りとしてのエグさは最初の曲に近いですが、このころにはオーケストラも完全にホールに慣れたようで、私自身前半に感じた不安感は一切なくがっちり歯車が固まった様な安定感で難解な曲に挑むことが出来ました。
これまであった色々をはねのけ、本番で最高のパフォーマンスを出せたこのオケの強さを改めて実感しました。
私の力量も絡みますが、欲を言えばもっと早いうちからの安定と、後は演奏のクオリティに見合った集客が出来ればなと思う今日この頃でした。
次回の演奏は更に良い物に!
頑張ります。