先日今年二回目の演奏会がありましたのでその備忘録と所感を残しておこうと思います。

 

 コロナ禍で演奏会も以前と形式が変わりつつある昨今、今回の演奏会も少し違った毛色で行われました。

 

 今回特に違いを感じたのはリハーサルのタイミングですね。

 

 基本的にアマチュアにおいて演奏会は、公演の時間帯は午後か夜になり、午後公演なら午前中、夜公演なら午後にステージリハーサルを行います。

 

 本番の会場で実際に音を出すことで感覚を掴むというやつです。

 

 普段の練習会場ではとにかく人数が入る、という条件しか満たせないことが多く、あまり音響的に本番に近い状況を再現することが出来ません。

 

 さらに言ってしまえばコロナ禍で使える会場が減ったり条件が厳しくなった結果、並び方すら本番どおりに出来ない事が多々あります。

 

 練習に際して一定のディスタンスを取ることを考えると、スペースはあるのにパズルのように配置を組み合わせないと入れないのです。

 

 そういった事情もあってか、今回参加した団体では万全を期す為にかなりステージリハーサルを長く取ったんです。

 

 普通は軽く通すか、逆に要点をつまんで確認するだけなのですが、今回は両方全部通した後にしっかりと確認するだけの時間がありました。

 

 それはそれでペース配分を考えないとキツいんですよね。

 

 このペース配分を私は完全にミスりました(笑)

 

 正直な話、ステリハで前半プログラムのドヴォルザークチェロ協奏曲をこれまでの中で最高の状態で弾ききった後に燃え尽きてしまい、その後が続きませんでした。

 

 一番調子が悪かったのは、弓の持ち方による奏法の変化への対応でしたね。

 

 ドヴォルザークはフレンチ弓、ブラームスはジャーマン弓で弾いたのですが、こういう時に限って、頭に「弓の持ち方による骨格面の腕の使い方の違い」が浮かんでしまい、普段そこそこ自然に出来る切り替えが「あれ?どうやってたっけ?」状態になってしまったんですね。

 

 結果最高の出来だったステリハのドヴォルザークに対してステリハのブラームスは撃沈でした。

 

 なんとなく疲れ切ってしまった中迎えた本番、ドヴォルザークに関しては正直悪くない出来ではあったものの、ステリハと比べると途中までイマイチな所がありました。

 

 ただ、これは未だに何がきっかけか分からないんですが、疲れが溜まりきって、さらに本番の緊張で眠くなっていたのが突然目が覚めてクリアになる瞬間がありました。

 

 なんというか、姿勢がバッチリはまった感覚をきっかけに目が覚めたのですが、不思議なもので、別にその日は姿勢を意識していなかったわけでは無かったんですよね。

 

 きっと本当の良い姿勢のための要所を意識に上げられていないんでしょうね。

 

 とりあえず本番中はその良い感覚を維持して演奏できたので、ブラームスの交響曲はステリハと違って良いパフォーマンスを出すことが出来ました。

 

 今回の演奏会は、まだまだ自分の身体を意識的にコントロール出来ていないことを実感しました。

 

 また少しずつ他の演奏会も始まって来るので、パフォーマンスを自分でコントロール出来るようにしていくという目標ができました。