前回の記事で書いた空手の稽古の後、その足で母校のオーケストラの練習に行きました。 

 

 今回のオーケストラの練習は本番と同じホールを使った練習です。 

 

 リハーサルという訳ではありませんが、本番をかなり意識して行う練習ですね。 

 

 とりあえずざっとした感想としては 

 

 物凄く酷かった 

 

 と 

 

 やって良かった 

 

です。 

 

 どういうことか、順を追って説明していきましょう。 

 

 最初は前半プログラム用の序曲から練習が始まりました。 

 

 本番の会場という事で、普段の合奏よりもかなり広々とスペースがあります。 

 

 普段なら人数が多いか、少ない場合は奏者の距離を詰めて配置するべきなのですが、なんといっても今はコロナ禍という事で、どちらの手段もとれず舞台上が結構スカスカだったんですね。 

 

 正直な話、とりあえず大人数が入れる場所を取る日頃の練習とは違い、客席部分も含めると相当な広さになる音楽ホールにおいては、通常通りの人数が舞台上に居てもかなり音が散って、周囲のパートの音が聴こえなくなります。 

 

 人員が減ってしまっていると猶のことです。 

 

 前半プログラムは、ヴァイオリン等は鬼畜の如き難易度ですが、コントラバスはそれほどでもない曲でしたし、何より一発目から本調子など出せる筈もないのでそれほど危機感を抱いていた訳ではありませんでしたが、その後が大変でした。 

 

 前半プログラム後休憩を取って、後半プログラムのベートーヴェン交響曲第5番の演奏です。 

 

 最初から、うっっすらズレが生じている気はしていたんですよね… 

 

 その後3楽章、コントラバスがとても重要な働きをする場面で事件は起きました。 

 

 全員チキって音が出なかったんですよね(泣) 

 

 正確に言うとカスカスな音しか出ませんでした。 

 

 普段の合奏練習なら止まるであろう場面でも本番を想定した通し練の為演奏は続行。 

 

 コントラバスが関係がない所でも他の弦と管楽器が致命的にズレ始める。 

 

 そのまま低弦が速い動きをする場面でコントラバスが冒頭の失敗を払拭しようとするあまり爆走。 

 

 何とか止まる事は無かったですが、正に地獄絵図の様な演奏でした… 

 

 人ってなかなか酷いミスをするとはしゃぐしかなくなるんだなという事も学べました(笑) 

 

いやあ、この恐怖、事前の練習で理解出来て良かった。 

 

 本番でこうなっていたら、演奏を投げ出してしまう人も出て本当に崩壊していてもおかしくなかったと思います。 

 

 ある意味、こういった「今回で良かった」と感じるような練習は初だったので良い経験にはなりました。 

 

 次ホールで弾けるのはステリハの時になってしまいますが、今後本番の会場を想定して練習が出来るでしょう。 

 

 失敗は前向きに使う。 

 

 この言葉を心から理解出来た日でした。 

 

 因みに、ただ楽器を弾く事だけで言えば私のパフォーマンスはコロナ後一番くらい調子が良かったです。最近上り調子なので、良い部分はそのまま伸ばします。