先日物販ビジネスのオーナー会の企画で岐阜に行ってきました。今回はそこで新たなモチベーションを得たのでそのことについてお伝えしようと思います。
何故唐突に岐阜なのかをまず説明しましょう。それは物販ビジネスを大きく展開する上で必須ともいえる発送代行業者の拠点が岐阜県にあるからです。
我々は個人で物販を行う訳ですが、どうしてもついて回るのは在庫をどこに置くのかといった問題です。
物販ビジネスには大まかに在庫を確保してから売るタイプと注文を受けてから商品を確保するタイプに大別出来ます。
前者は一般に開かれているお店を想像すれば分かりやすいですし、後者は例えば受注生産品のような物を販売することを想像して頂ければ分かりやすいかと思います。
前者のタイプの販売を行う上で在庫の置き場問題が厳しくなる事は想像に難くないと思いますが、実は注文を受けてから発送するタイプでも、多少はマシになるとは言え在庫問題は大きいのです。
何故かと問われれば、ひとえに個人事業主として基本は自宅で行う事が前提にあるためです。
自分自身の、場合によっては家族のスペースを切り崩して商品にスペースを取られることになってしまいます。よほどの豪邸に住まない限り、生活空間が商品に圧迫されるのは辛いでしょう。
注文を受けてから商品を確保するタイプでも、何もしなければ一度は自宅に商品が来てからの発送作業となるので、注文が増えれば増える程、一度に家を占有する商品も増えるし発送作業もしなくてはいけなくなるのです。
そういった問題を解決してくれるのが冒頭で紹介した発送代行業者です。一度商品をその業者の倉庫に送り、一定の管理をしてもらいつつ発送を行ってもらえるというサービスです。
このサービスの有無によって物販ビジネスの広げられる規模は大きく変わります。スペースの問題で制限をかけざるをえなくなる在庫の確保や受注量等の問題を実質完全に解決してくれるのです。正に物販ビジネスの生命線とも言えます。
この発送代行業というものは過去の記事に書いた面倒の代行にあたる物になりますが、到底個人では真似できないサービスになります。
大量の物品を収容出来る広大なスペース、注文を捌くシステム等が必要になるからです。実際個人規模の物販ビジネスに特化してコミットできる企業は最近までなく、大手の倉庫業者等の業務の「ついで」的な立ち位置のサービスを利用することしかできませんでした。
今回見学させていただいた企業はその隙間に見事に適応した展開をしていました。元々はアパレル関係を中心とした一般的な物流の会社だったそうですが、私たちとは違う物販ビジネスのグループとのやりとりから、より特化したサービス展開へと舵をきる判断をしたのです。
その会社の経営者の方や、システム開発、現場の管理者の面々の柔軟性と行動力は素晴らしく、個人レベルの物販業への知識がない状態から少人数で月3万件は捌ける体制を築き上げたのです。
そもそも物販ビジネスを知ったのも、そういったサービスを求めた個人物販グループの代表が手当たり次第にかけたオファーの電話がきっかけだったそうです。
発注をかけた物販グループの代表の方も相当な数の業者に断られたそうです。きっと知らない人からすればビジョンが掴めない話だったのでしょう。
正直私が物販ビジネスに参入した時には既にこの業者との取引が始まっていたので実感がわきづらい所もありますが、他の業者を利用していた方から聞いた話だと相当使いやすく、価格も良心的なのだそうです。
確かに初めて使う時からストレスフリーで、登録したすぐ次の日に来た注文も問題なく捌くことが出来ました。初心者にもやさしいです。
物販ビジネスと発送代行業、その関係は完全に持ちつ持たれつです。こちらが売れば売る程発送代行の仕事が回り利益が出ます。これはある意味で自分の頑張りがそのまま他者に還元されるとも言えます。
商品のやり取りをする直接の顧客とはまた違う、こちら側のいわばビジネスパートナー。そう言った存在を意識することでまた新たなモチベーションになりました。
自分の為だけでなく共存共栄の為にというモチベーションを自然と得る事が出来たのは大きな収穫です。これからも気合を入れて頑張ります。