先日物販のオーナー会がありました。今回はそこで学んだ内容というよりは自分自身の反省として得た事についてのお話です。  

  

 テーマは目標を設定して数字をチェックする孤独に取り組まないという事です。  

  

 まず一つ目の目標については、短期目標を見失っていたなという所があります。簡単に言うと出品数を週いくつ出すかとそのチェックを怠っていたのです。  

  

 自戒を込めてオーナー会での事を振り返ると、近況報告で他のオーナーさんが出品のペース等について報告されてる中ではたと気づいてしまったんですよね。  

  

 前回のオーナー会の時の出品数いくつだったっけ?  

  

 現在の出品数は当然確認できるわけですが、過去の出品数を控えていなかったので伸び率が分からなかったんですね。  

  

 そんな状態だと何が起きるか。一定のペースで出品しようという目標が無くなるので全体として出品数が少なくなるのです。そうすると停滞していてもそれに気づくことが出来なくなります。  

  

 結果として蓋を開けてみると、出品数で大きく遅れが出ていることにオーナー会で気付くといった事態になったのでした。  

  

 正直中だるみしてしまっていた訳ですね。確かに仕事やプライベートでも演奏会が近づいていたという事もあって物販に集中できていなかった所はありました。  

  

 ただ今回の問題は単純に注力出来なかったという事よりも、状況把握が出来ていなかったという所にあるのです。  

  

 時には他にやる事が多すぎて、行動の意欲が分散してしまう事もあるでしょう。そういった場合に大事なのは現状を把握して今か先の計画を立てる事です。  

  

 すぐに行動すれば変わる事なのか、今は他の優先事項をこなして後に注力するタイミングを設けるのか。ここをはっきりさせる事で余計な事に心を取られないので、仮にその時に優先した別の事柄のパフォーマンスも上がります。  

  

   

 こういった事に気づけたのもオーナー会のおかげですね。今振り返ると、この時に自分の中だるみに気付けて良かったと思います。  

  

 もしオーナー会での情報交換なく、一人で孤独に作業していたのなら問題意識そのものが生まれなかったと思います。  

  

 周りの人の頑張りに目を向け、前向きな刺激を受ける事でモチベーションが上がったり、新しい発想が生まれたりします。  

  

 ここで大事な事は他者に目を向けるのと他者と比べる・競うのは違うという認識を持つ事です。  

  

正確に言うのなら他者に勝る事を目標にしないという事です。大事なのは自分自身と目標・行動の関係です。  

  

フレームを少しずらして考えてみましょう。過去の記事でオーナーマインドの話をしましたね。そこでは他人に頼る思考から脱却しないといけないという事を書きました。  

  

誰かに勝とうという思考も勝利の基準を「誰か」に頼っているということになります。 厄介なのがそういった実は他人任せの勝利志向と正しい独立心は混同しやすいというところです。 

 

 大事なのは目標設定も自分で行うことです。「○○さんはいくつ出品したから私はそれ以上」という考え方は本質を見誤っています。抽象度の低い数字だけ見た結果を追い求めているという事です。 

 

 正しく誰かを参考にするのならもっと深く「○○さんは自分のキャパシティに対してどれくらいの割合を作業に割り振っている」であるとか、「どこに着眼点を持ち行動をしている」「計画は何を基準に立てているか」といった点を読み取り抽象度を上げて自分に当てはめるべきなのです。 

 

 強いて他人の数字を参考にするなら「○○さんも頑張れたなら自分もできるはず」というようなモチベーションにつながる見方をするべきです。 

 

 こういった他人への目の向け方を意識するのが難しいという方は興味を持ちつつ疲れないというスタンスになってみてください。 

 

 誰かに勝とう勝とうという姿勢は身も心も削れて行きます。疲れるなと感じたら勝負志向になっているなと自覚して肩の力を抜くように意識すれば負のスパイラルにはならないはずです。 

 

 大事なのは自分で決める事。目標を設定し、数字を見て自分の立ち位置を把握し、一緒に頑張る仲間からエネルギーとアイディアを交換し合う。これがベストです。 

 

 これはどんな事象にも当てはまると思います。ぜひ役立ててください。