前回のオーケストラの本番から二週間ですが、また今日も別の団体での本番を迎えます。ここ約一ヶ月程度だけコロナ以前のような演奏会に戻ったように感じますが、それだけこのシーズンに演奏会が集中していたんだなとも思います。
今回はまた本番後の反省がしやすいように今のうちに振り返りをしておきたいと思います。
個人の振り返りより前に、コロナ禍での団体の運営面でこのオーケストラも苦難を強いられたようです。私は運営に関わってはいなかったですが、そこにまで届く事件がありました。
それは舞台上の人数制限です。
基本的に演奏会を行うホールの予約は一年前に行われます。一年前はコロナ騒ぎも無かったので問題なかったのですが、三密を避けるソーシャルディスタンス確保の観点で、舞台上に上がれる人数制限が設けられてしまったのです。
これは結構大事なんですよね。ただでさえ人手不足なので人員は削れません。では場所を変えるか、という事に関しても既に周知されている広報の差し替えや、何よりそもそも他にホールが取れるのかという問題があります。
そして今回は運営から全団員に対してこのイレギュラーを解決する方策の選択肢を提示されたのです。
・本番の同日別のホールで演奏会を行う
・約一年開催を延期して同じホールで行う
の2択でした。
正直な所、一つ目の選択肢が提示出来たのも奇跡だと思います。先程も述べた通り、普段ならこのシーズンはどこの団体も演奏会を開いているので、都合よく同じ規模かそれ以上の会場が取れるという事は無かったはずです。
不幸中の幸いか、今回は他の団体が演奏会を延期した関係で同日に元々予定していたホールよりも良いホールが取れたのです。
とはいえ、良いホールであるという事は、それだけ経費も掛かるという事です。追加徴収を嫌う人の事も考え延期という選択肢も出したわけですね。
ここが難しい所なんですね。そして少しだけ延期というのも中々厳しかったりします。数十人が全員同じ日を開けるというのはあまり現実的ではありません。
他の団体に乗っている人も居ますし、近い日程では結局どこかでバッティングしてしまう可能性が高いのです。
そういった要素が有るので取れる選択肢は当日か一年後かになってしまうのです。そもそも会場に後から規制がかかるというのもコロナ禍でなければ起きない問題ですが、普通は後者の選択肢しか取れなかったでしょう。コロナ禍でなければ出来ない解決法が出てきたんですね。
そして団は当日の別ホールという選択をしました。大きな混乱もなく団体を纏められたのはひとえに運営力の表れでしょう。私も参考にしたいものです。
団は良いとして、自分自身は?となると結構追い込まれています(笑)やった事が無い曲ばかりなのにも関わらずほとんど練習出れてなかったので相当の焦りはありました。
しかし、その全体練習に参加出来ていなかった分の穴を埋めるだけの努力もしたつもりです。
私は普段練習の時でないとあまり曲の聴き込みはしませんでしたが、リハーサル後は通勤時間中もスコアを見ながら音源を聴き、日常のルーティーンに練習を組み込むなどして追い込みをかけました。
その成果がきちんと出せるか。これからが勝負です。結果は次回!お楽しみに!!