今回はオーケストラの練習を通して感じた成長し続ける方法のお話です。
コロナの影響でオーケストラの公演がプロ・アマ問わず軒並み延期又は中止になる時期がありました。
その後、関係者による飛沫のシミュレーションや感染対策のガイドライン策定などの努力を経てまずはプロの公演が徐々に開催されるようになり、アマチュアも最近ようやく演奏会の再開がちらほらとはじまっています。
私も10月末に一つ、11月に二つ演奏会が有りますがどの団体も様々な対策を講じ、団員を守りつつお客様が安心して聴きに来れる演奏会を開くための努力をしています。
団体としてではなく個人レベルの話で言えば、特にそれまでたくさんの団体に参加していた人を中心に技量や体力の衰えを嘆く声がそこかしこで聞こえます。
これにはいくつか考えられる理由があります。演奏会という短期目標が無くなってしまったという方向なら単純なモチベーションの低下もあるでしょうし、自粛期間の間楽器を触らずにいて感覚が鈍るということもあるでしょう。
後は実際に合奏に行くための移動が意外と体力を使う事なのでそれが無くなって一気に練習会場まで行くのが億劫になるということもありそうです。
不思議なもので、練習会場までの移動や演奏会に向けての日々の練習など習慣化していればそれほど疲れや衰えを感じませんが、その演奏会に向けてのサイクルが止まった時に一気に衰えを実感します。
こんな事を述べている私自身がまさしくその状態に陥ってしまいました。
コロナ禍以前の年に10回以上の演奏会に参加していた頃は、コントラバスを運搬する時に一緒に演奏時に座る座面の位置が高い椅子を持ち運んでいました。
それも今年の2月位まで練習には必ず椅子持参でした。コロナ禍での空白は数ヶ月しかありませんが、今現在は正直運ぶ体力がありません(笑)
確かに演奏会が多かった時は練習が朝昼晩ということも多かったため、移動中の椅子を運ぶ消耗と合奏中立ちっぱなしの消耗を比較すると僅かに椅子を運んだほうが体感的に楽だったという事は少しだけあります。
しかしそれを差し引いても今では椅子を運ぶ体力は残っていないように思えます。
では技術面ではどうか、確かに多少指の敏捷性が落ちたような感覚は有ります。しかし、総合するとやはり今の自分自身が一番上手いと思います。
多少コンディションによる上下は有りますが確実に今の方がいい音を鳴らせます。二種類の弓の扱いも今が一番体感として出来ています。実際無理なくきれいに鳴らす感覚はかなり強くなりました。
流石に順風満帆にどんどん上手くなっているかと言われるとそこまででは無いですが、成長は続いていると思います。
その成長が続く理由は何があるのか…やはり根本的にコントラバスが好きだからだと思います。
自らが好きでやっていることで、興味を失わないでいるから新しい発見を追い求めてそこで成果が出せるのだと思います。この様に成長を止めないことの第一歩は興味を持続させることに繋がるのでしょう。
今皆さんが楽しんでいることはなんですか?まずはその分野で成長してみましょうそこで変わって見える世界もあるはずです。