今回は何かを成し遂げるにあたって必要なことについてのお話です。趣味に関しても仕事や人間関係においても役立つマインドをお伝えします。 

 

まず最初に何かを成し遂げるために何が大事か言ってしまうと目標の設定道中を楽しむ心です。 

 

 前者については色々な所で耳にすることかもしれませんね。目標がなければそもそも行動が生まれません。 

 

 そして目標は明確であれば、そこに到達するための行動の基準にもなりますし、何よりどこまで努力をすれば良いかが分かれば踏ん張りが効きます。 

 

 どこへ行くのかも何㎞走るかも知らされないマラソンではまずメンタリティが保たないということですね。 

 

 これは趣味の分野でも仕事の分野でも当てはまる事です。闇雲にただ進むのではなく何を為したいのかをはっきりさせる所から始まるのです。 

 

 目標の設定に関して大事なことはなるべく先の大きな目標を持つ事と、標の本質を常に考える事です。 

 

 前者は過去に何度かレビュー記事を書いた書籍の著者苫米地英人博士のコーチング理論でも述べられています。詳細は書籍を読んでいただくか、後々また別の記事で上げますが、ざっくりとした理解としては、近くの目標では実力は発揮されないという風に思っていただければ大丈夫です。 

 

 例えば誰しも子供の頃に体育の時間に行った50m走や徒競走を思い出してください。ゴールに向かって走ってゴールラインを超えた所まで駆け抜けるでしょう。 

 

 それはゴールの瞬間まで出力を下げないためです。もしゴールライン上でぴったり止まる競技だったとしたらゴールまでの間に出力を落としていかなくてはならないため全力を最後まで出し切れないでしょう。 

 

 最大限のパフォーマンスを維持するために目標は簡単には手の届かないところに設定する事が重要になってきます。 

 

 そして目標を先に大きなものへと設定するからこそ大切になってくるのが、その目標の本質を常に考える事です。 

 

 例えば、ビジネスにおいて「年収を一億円にする」という目標を掲げたとします。これだけではぼんやりとしていますが、目標の本質を探ろうとするといくつかの要素が出てくるはずです。例えば 

 

・何をやって稼ぐのか 

・稼いで何をしたいのか 

・自分にとってのビジネスのウェイトとして正しいか 

・本当にそれが適性の金額なのか 

etc. 

 

 人によっては他にも様々出てくるでしょう。上記の項目を更に深堀する事でも要素は増えていくはずです。 

 

そしてその中から本当に自分にとって大切な事を見つけていけば、目標への道筋がブラッシュアップされていくのです。 

 

 この「本質を考え続ける事」は自分自身の本当の目標を見つけるのにも役立ちます。上記のビジネス目標で言えば途中で金額ではなく、誰かの役に立つ事が大事だというように考えが変わって何をするかに目標が変更されるかもしれません。 

 

 他にも人生の楽しみ方のバランスとしては年収一億円もいらないから時間を自由に使えることに重要性を見出すかもしれません。 

 

 ひょっとしたら人の役に立つ事も、自分の時間を確保する事も重視した結果一億円では到底足りないからさらに目標額を上げる事になるかもしれませんね。 

 

 目標は常に本質と向き合っていれば変わることは良くあります。しかし、変更前に積み重ねて来た努力や時間というのは無くなりません。 

 

 その過去の積み重ねに価値を見出すことが道中を楽しむ心に繋がるのです。 

 

 例に挙げたビジネスで言うならお金を稼ごうとして選んだ手段の経験を他の事に生かせるという事ですね。 

 

 それは抽象化された仕事の進め方のノウハウだったり、新しい環境に飛び込んでいくときの心構えだったり、失敗があったとしてもそれが別の場面で危機予測として役に立ったり、人と話すときのネタにしたりといった形で過去の積み重ねは生きるのです。 

 

 それがたとえ結果として遠回りになったとしてもそれすらも自分自身の糧として楽しんでいくという考え方が大事です。 

 

 楽しむ心とでっかい目標皆さんもこれを合言葉に色々な事に取り組んでいってください。