最近母校の後輩の練習を見るだけではなく自分自身でも演奏会が近づいてきているため、記事の内容もオーケストラ関連の物が増えてきました。 

 

 読んでくださっている方がオーケストラについて知っているとも限りませんので、まずは現状のアマチュアオーケストラ等の状況についてざっくりとご理解いただいた方が今後のオーケストラ関連の記事も読みやすいかと思ったので今回はコロナ禍とアマチュアオーケストラについてお伝えします。 

  

 アマチュアオーケストラや吹奏楽等を聴く人はご存じかもしれませんが、ちょうどこの時期、9月頃~11月頃というのは演奏会シーズンなんですよね。 

 

 過ごしやすい季節が基準なのか、春先の4月、5月頃も多いのですが、今年はコロナで軒並み自粛のようでした。 

 

 プロもアマも自粛ムードの中苦しみましたが、ヨーロッパや日本でも演奏時の飛沫がどのように舞うのかの研究が為され、演奏時の飛沫はそれほど飛ばない事と、その事実の上で必要な対策が発表されました。 

 

 そして現在は団体ごとに感染対策ガイドラインを作成して演奏会を行う団体が増えてきている状態です。 

 

 まだまだ去年までの勢いは無いものの、演奏会を開催する団体は増え始め、そして緊急事態宣言解除後初の演奏会シーズンがやってきたわけです。 

 

 考えようによっては充分な対策を取った上で演奏会を無事開催させることは実績となり、今後アマチュアの演奏団体全般の活動再開の後押しにもなります。 

 

 そういった背景もあり、流石に去年までのこの時期と比べれば絶対数は減っているものの演奏会を行う団体は今年初めから夏ごろまでと比べると増えたようです。 

 

 ただ、コロナ禍というのは演奏団体の組織運営に対する影響だけではなく、奏者の生活にも大きく影響を与えています。 

 

 かくいう私も大きく影響を受けた一人ですね。新しくビジネスを始め、空手も再開しました。 

 

 ここまで極端な変化ではなくとも、プラスかマイナスかあるいはどちらにおいても仕事や生活の様式が大きく変わり、団体が活動を再開しても奏者がすぐに対応できないということもあるようです。 

 

 多くの人数が揃わないと成立しないというオーケストラの特性上この状況はかなり苦しく、まだまだ厳しい状況は続きそうです。 

 

 しかし、それでもなお心折れずに演奏会を企画する団体があるということは素晴らしいことだと思います。正直なところ、コロナの影響で起きた変化は、気苦労を考えたら投げ出してしまった方が楽かもしれないくらいの物でした。 

 

 それでも音楽をやりたい、届けたい!そういった思いがこれから開催されていく全ての演奏会には込められているのです。 

 

 興味がない方も時間があればそういった演奏会を聴きに行ってみてください。熱い思いを感じられますよ。