昨日は私が所属するオーケストラの練習でした。勿論音楽関連の学びも有りましたがそれ以外にも色々と得る事が多かったです。
今回の記事はテーマらしいテーマは無いのですが、強いて上げるなら一見して一つの事象からでも様々な要素を取り出すことが出来る。ということの具体例だと思ってみてください。
まずは、せっかくなので音楽関連の学びから。今回の練習で取り組んだ曲はショスタコーヴィチ交響曲第5番3楽章とベートーヴェン交響曲第6番「田園」です。
知らない方は曲名を聴いてもピンと来ないと思いますが、どちらもかなり難しい曲です。しかも作曲家の出身国も生きた時代も違う。
ショスタコーヴィチは20世紀のロシアの作曲家、ベートーヴェンは18世紀後半から19世紀前半を生きたドイツの作曲家です。
一見して関係の無さそうな作曲家をどうして同じ演奏会のプログラムとして組むのか。そこにはまた一種の抽象化が行われています…がどの様なプロセスで抽象化されたのかをど忘れしてしまったので、また確認が出来た時に何らかのテーマの記事と共にお伝え出来ればします。
細かな指導に関しては伝わりにくい内容も多いので省きますが、なかなか心に残ったのは同じ技法が違った目的で使われていた所です。
ビブラートという音程を上下に僅かに揺らすことで音に厚みをもたせる等の効果がある技法が有ります。
朗々と歌い込みたい時はよく使われる技法で、モダン奏法では特に指定が無くてもかける事もよくあります。
その反対でノンビブラート奏法というあえて音を揺らさずに鳴らす奏法もあります。
因みにビブラートを何でもかんでもかけて響きを良くするというのは比較的最近の流行りのようなもので、それこそベートーヴェン位の時代ではノンビブラートが基本だったという説もあります。
そのノンビブラート奏法をショスタコーヴィチの方では無機質な雰囲気を出すために用いて、ベートーヴェンの方ではさらりと流れる風の情景の表現として使う指示がされました。
同じ材料でも使い方によって真逆の表現が出来る。なかなか興味深い話だと思いました。
直接的に音楽には関わりませんが、もう一つ演奏会には地味に関わる重大な気付きとして、長時間の練習に対しての疲れの出やすさが以前と違うという気付きが有りました。
割と一般的なアマチュアオーケストラの練習の時間組は
・朝コマ:9時〜12時
・昼コマ:13時or13時30分〜17時
・夜コマ:18時〜22時
といった感じです。
今回は昼コマの開始時間が少し早く、12時〜17時でした。コロナ以前で多団体に参加していた頃は3コマはしごというのもザラだったのですが、たかだか一時間程増えただけでかなり疲れていました。
原因についてはまた考えを巡らすとして、このかつてより疲れやすくなってしまった状態を認識出来たことでもう一度鍛え直すなり、ペース配分に気を配るなり対策を取ることが出来ます。早めに気付けて良かった。
練習後、何人か少人数で軽く反省会を兼ねた呑みをした時には、長く続くアマオケの問題点やそれをこの団体ではどう乗り越えるかといった話もしたり、新しい参加者との交流を深めたりといったことが出来ました。
また学びとは関係なくただおめでたい話で、団長が年明けにパパになるという報告も受けてほっこりすることが出来ました。
以上、かなり省いた部分も有りますが色々と得るものがあったのは伝わったかなと思います。
予定表にはオーケストラ練習くらいで簡単に書き留められる様な事も、分解するとたくさんの要素があります。
このように色々な体験した事柄を様々な視点から見つめることは自分自身の引き出しを増やすことにも繋がります。
日常の事でもちょっと振り返って考えると想像以上に成果を得られるかも知れないので皆さんも色々な視点からの振り返り、やってみてください。