今日の鼻歌(自室にて)
Shooting Star/丹下景介

ついにと言うか、やっとこさと言うか、「錦町OMNIBUS」が終わった。
それは何やねん?と、これを読んで下さっている方の大半は思われるでしょうが、この前の日曜(5/29)に行ったライヴイベントのことです。
ダンスや朗読詩や音楽など、出演者の持ちネタを少しずつ絡ませながらリレー形式で繋いでいった約一時間のパフォーマンス。一応僕が名目上プロデューサーということになって企画を練ったり、出演もするために持ちネタを作ったり、おまけ映像も付けちゃおうという事になって初めてのビデオ撮影と編集にまで挑んでみたり。いやぁ、大変だったけど楽しかったな。

思いついてから1ヶ月後に本番という、勢いだけの荒っぽい企画に乗っかってくれた共演の仲間達や、会場を貸して下さったギャラリーのオーナー様、そして何よりもわざわざ時間を割いて、チケットを買って観に来てくれたお客樣方に本当に感謝しております。みんなに助けられて幸せ者だなあという、じんわりとした感動に今もなお浸っています。

書いて頂いたアンケートや、来てくれた友人達の感想から、いろいろな意見や浮かび上がる問題点などもできるだけ多く掬い取りました。中には「まあそう言われてもねぇ」とか「それはチケット5000円にしても無理」とか色々あったりするんですけど、歯に衣着せぬご意見を頂けるだけで有り難いと思えるんですよ、今回は素直に。
「バカバカしいことを大真面目にやっているのが楽しかった」と言って下さったご意見が最も「わかってらっしゃる」ので嬉しいです。

それともうひとつ嬉しいのが「第2弾も是非やって」というお言葉。正直なところ終わった直後は「もうこんなしんどくて面倒なことは二度とやるかいっっ!」って思うんだけれど、口ではそう言いながら「あ、これって次のネタに使えるわい」などと日常生活の中で閃いてしまうと、我ながらビョーキ染みているなと思ってしまいます。まあ、場所とか時間とかお金とか人間関係とかいろんな要素が偶然にガチッと結びついたら、何はさておきやるのでしょうな。まるで恋みたい。

今日の鼻歌のShooting Starというのは、その「錦町OMNIBUS」に出演してくれた友人、丹下景介君の作品です。彼はギター弾きであり作曲もする、自称「音楽屋」です。別に身びいきとかいう訳ではないのですが、今回演奏してくれたこの曲は、僕も結構気に入っていて、メロディが頭からなかなか離れないのです。どんな曲やろ?と気になる方は彼のウェブサイトのMusicページで聴けますんでお試し下さい。

こういうローカルな街にたまたま住んでいて、「楽しいことなんて何もないじゃん」と不満ばかりを言いながらやっつけに日常を過ごすのは簡単なことなんだけど、実はけっこう才能を持った奴なんてぇのも身近にいたりして、そういう人々とジャンルも世代も関係なく繋がりを持って「楽しいことって創ろうと思えば創れるじゃん」って言いあうのも、案外簡単なことだったりします。どこのローカルな街であっても多分ね。