前回(vol.112 )は、一覧性を犠牲にした小型の手帳についてお話ししました。
「メモ」機能については大きなクエスチョンがつきます、というお話でした。
確かに、とりあえずの備忘録として、忘れることを防ぐためであれば、キーワードをつづっていけば何とかなります。
それだけなら小さな手帳でも充分かもしれません。
しかし、そのキーワードをもとに知的作業を展開するのが、知的労働者であるホワイトカラーの本分というものです。
小型手帳に収まるキーワードだけで仕事を進める。
そして、小さな紙面という制約があるのでキーワードを一覧することさえも諦める。
こんなハンデがあっては、優秀なビジネスマンであっても難儀します。
いわんや、私みたいな三流サラリーマンには、とてもじゃないけど使いこなせません。
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