現在、切り組み工事中のM邸。

建築予定地には、築120年の屋敷がある。

その屋敷の解体工事。



黒ずんだ梁や、欅の大黒柱がどんどん解体されてゆく。

残念な事に、白蟻が入っていて再利用出来る材料はあまりなかったが、それぞれの材木の仕口に、当時の大工の意気込みを感じる。


それが壊されてゆく様は、この家に住んだ事のない僕が見ていても家の悲鳴が聞こえてくるようだ。

まして、お施主さんにとってはお父さん、お爺さんの代から受け継がれてきた大きな家。それは感慨深いものがあるだろう。


新しい家屋を作るものとして、この家に負けない家を作らなくてはと強く思った。

100年、200年と受け継がれる家を作りたい。

この家は、後世に残して生きたいと住む人が思えるような、家を作ってゆきたい。