女優の市原悦子さんが、1月12日にお亡くなりになりました。
今回は追悼の意味も込めて、ご出演作品の「サイボーグ009怪獣戦争」を紹介させていただきます。
発売日 昭和42(1967)年3月18日
品番 M-41
当時価格 280円
シート形式 両面モノラル 1枚
ドラマ出演 太田博之(009)市原悦子(ヘレナ)曽我町子(007)ほか
昭和42年の春休みに公開された中篇アニメ映画の第2作をシート化。
前作で壊滅したブラックゴーストが、再び暗躍をはじめた。
世界中の海で暴れまわるプレシオザウルスの謎を追って、009たちは、ただちに空海両用のスーパーマシン・ポセイドン号で出発した。
ポセイドン号に密航した少女・ヘレナ。
実はブラックゴーストのスパイだったのだ。
激しい戦闘のうちに、プレシオザウルスは退治された。
その正体は、ロボットだったのである。
ヘレナは、009に助けられた恩を感じ、自らの命と引き換えに、基地を爆破したのであった。
シートには、新録ドラマに加えて、おなじみの主題歌も収録。
ブックの巻末には、読み物「サイボーグものがたり」(文・福島正実)も掲載している。
この劇場版シリーズは、興業的には大成功とまではいかなかったが、作品的には充実したものになり、翌年春からのテレビシリーズ(白黒版)を始めるきっかけを作った。
朝日ソノラマでは、これらに加え、昭和54(1979)年スタートのカラー版アニメシリーズまでシート化するという、熱心ぶりであった。
市原悦子さんのご冥福を、お祈り申し上げます。
構成・解説 ソノ太郎
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