昨日の、Eテレの「合唱」を、今夜見ました(昨日は、嫁と紅白を見ていましたので)。
実は、今年はオリンピック中継もあるので、4Kとか8Kとかのテレビに買い換えようかな、と、
いう気持ちもあったのですが、久しぶりに、「合唱」を見ていると、
私の頭は、アナログで出来ており、観ながら聞くということが苦手である。
という、衝撃の事実?がわかりました。何しろ、「合唱」を聴いているはずなのに、
バイオリン等の楽器の色
合唱団の方々が行儀よく座っていること
合唱団の女性の方のブラウスは指定がないこと
指揮者と独唱の方々の体型
トライアングルとシンバルの位置関係
等が気になって、音楽に集中できません。
まぁ、今までの疑問?が、現状でも妙に綺麗に写るテレビのせいで、どんどん解決して
いったといえば、聞こえは良いのですが、終わってみるとなんだかなぁ、何をしている
のかなぁ、という思いで、はぁ、と、溜め息がでました。
これ以上画面が綺麗になると、ますます音楽以外のビジュアルが気になり、本末転倒に
なりかねないなぁ、と、とりあえず、テレビの買い替えは控える気になりました。
当たり前の話ですが、ライブ盤は、実際に会場に聴くより綺麗な音で録音されていて、
あの時のライブ盤がこれかよ、と、驚くことがありましたが、自分がこれ程、見ると
聴くが同時に出来ないとは思っていませんでした。
もちろん、一番良いのは演奏会に出掛け、少し演奏者から離れて、ホールの音に包まれて
音楽に酔いしれながら満足して帰ることでしょうが、最近は出不精になり、映画すらも
嫁さんと一緒に見に行かない=見に行かないため、自ずとレコードや配信以外しか手段は
ないので、ちょっとショックをうけ、少々困りました。
しかし、逆に言えば、フルトベングラーの戦前の「合唱」でも、トライアングルかシンバルか
解らない音は聴こえるので、良くできた真空管アンプとレコードがあれば、家にこもれる
ことを、はからずも確認してしまいました。
で、今年は、真剣にアンプを作ろう、と、思った次第です。