今年は、台風の直撃や地震等で大変な年で、どうも調子が悪く、
何を作っても途中までで、横道にそれてしまいますしで、うまくいきません。
最も、昨年の今頃は、早期胃癌の手術が終わったころで、それに比べれば、
今年は、
二人目の孫が生まれた。
車(N-BOX)を、買い足した。
等の、良かったこともありました。
また、写真を載せますが、N-BOXは、台風直撃で4日も停電して
てんやわんやの時、銭湯も混んでるし、ガソリンスタンドまで
休んでいるところが多いしで、まともな車が合った方が良いという
嫁さんとの合意のもと、購入したのですが、孫の誕生と重なり、
大騒ぎになりました、しかし、昔、おやじが亡くなった次の日が
息子の車の納車になったこともありましたので、それよりは
よかったですが。
で、3か月以上やって、これは偽物じゃないか、と、半分あきらめている物が

のSTTH6112という、ウルトラファースト&スローリカバリーダイオードです。
これ、ほとんど日本では知られていませんが、Marantz7等に使うととても良い
と評判のダイオードです。
Marantz7の特徴で、知られていないのが、
半波整流
でして、これはマランツさんじゃなく、多分シドニースミスさんのアイデアだと
思いますが、ダイオードによるB電源の整流時の切替による音の濁りを嫌った
ものだと思われます。実際、10代の終わりの頃から(!)、Marantz7のマネものを
何台か作ったのですが、音が若干汚いと感じていて、今年は本物をやっと購入
したのですが、その音を聴き、セレンのおかげと言うよりは、“半波整流”の効果
ではないか、と、確信しました。
それで、得意(?)のDynacoで12AX4をはずしてやっているのですが、ダイオード化は割と簡単にできるのに、どうしてもSTTH6112(6110)にするとうまく整流ができず、自分の電器理論を疑っているのですが、製造から5年以上も経っているので、偽物をつかまされたのではないか、との、とりあえずの結論にいたり、溜まっている頼まれモノや、途中まで作ったままの物を一つでもかたずけようとしております。
春から一生懸命にやっている自作Marantz7は、色々とやりたいこと、簡略化したいことを思いつき、にっちもさっちもいかなくなり、いったんリセットしようと
考えています。
私は、McIntoshの1960年に発売されたC-11は、Marantz7にインスパイアされたもの、と、思っております。“半波整流”も、しっかり取り入れており、デザインも従来のMcIntoshからは離れてMarantz7よりだと思います。このデザインを
McIntosh流に消化したのがC-22です。
で、トーンコントロールは、同じCR型ながら、PEC化(パッケージドエレクトリックサーキット)したものなので、逆にMarantz7に使えるのではないか、と、
考えたのが
で、これと1段、または2段11接点のロータリースイッチを組み合わせれば
トーンコントロールの出来上がり、というところまでは進んでいます。

