PASのPhonoの改造も、最後に残った0.33uF(ASCはアメリカ指月が正解、
ちなみに、この工場は元TRW,その元はGoodALL)に交換してみると・・・
音が硬い。

これは、製造時期が比較的最近(数年前)であることから、しばらく
エージングの必要があると思い、5時間位聴いていると、ちょっと、柔らかく
なってきたかな、と思う音になって来ました。

で、私の結論は・・・使っているスピーカーで最適値が変わる。

なんのこっちゃ、なんですが、

・私のような、後面解放のシーメンスのコアキシャルを使っているような
 人間には、低音が拡散されるので、音量は出なくても0.33uF
・バスレフを使っている人には低音が拡散されないので、0.47uFか0.33uF

辺りが、正解では、ないでしょうか。私には0.47は少々低音がダブついて
聴こえますが、バスレフだったら、ちょうど良いかも知れません。また、
0.2uFや0.1uFは、低音が締まったモニター的な音で、これはこれで好きな音
ですが、聴き比べると、バイロイトのベートーベンの第9ではティンパニーの
皮の音が出ないので、ちょっと困った音です。また、第4楽章の最初の
コーラスが終わった後、pppで聴こえる音が、私の耳では、

0.33uF&0.47uF・・・シンバル
0.1uF&0.22uF ・・・トライアングル

に聴こえました、CD&Dクラスアンプで聴いた時は・・・聞こえません。

昔、私の家にシーメンスのオイロダインが届いた時、McIntoshの
MX-110とMC-240で最初の音出しをしたのですが、うっかり、ラウドネスを
押して出た音は・・・木造の家が揺れました、本当に。