そもそも、PASのPhonoを改造しようと思ったきっかけは、
Conrrad-JohnsonのPV-3を買ってレコードを聴いたら、
PASより全然良かったので、
”PASのPhonoを、PV-3と同じ様に改造しよう”
と、思ったことがきっかけでした。
尊敬する、JohnCurlさんが、
”CDを聴く限りは、JC-2とPASは、あまり違わないよ”
みたいなことを書いていましたので、これでPhonoが
良くなれば、言うことなしだな、と、漠然と思っていました。
で、カップリングコンデンサも、
初めにPV-3が使っている1uFありき
で、あれこれ取り替えました。
でも、よく考えると、PASとPV-3では、作られた年代が
2~30年違うので、同じ様な回路に同じ位の大きさの
コンデンサを付けても、音のイメージが少し違うのは
当たり前の話です。
で、o.1uF、0.47uF、1uF、2uFと試した訳ですが、
私の耳では、
すっきりくっきりだが、少し危なっかしい0.1uF
か
ほどほど濃厚且つくっきりの0.47uF
の、どちらかかな、と、思いました。。。
が、よく考えてみると、
0.1uFと0.47uFの間には、0.22uFと0.33uFがあるじゃないか!?
決めつけるには、早すぎるんじゃないか?
と、いう疑問がわいてきました、これが、月曜日、4月9日の朝の
通勤電車の中で思い立った話です。
で、思いついたら、(いつになく)さっそく実行、バンデックスさんに
注文しようとしたら、先週の金曜日が締切で、そのあと7月まで海外出張と、
ホームページに載っているではありませんか!
諦めきれず、無理を承知で電話し、何とか無茶な注文を聞いていただき、
早速届いたので、まず、0.22uFに交換しました(後で考えてみると、
島根県は日曜日の地震で大変な状態だったのに、後先を考えず、悪いことを
したと後悔しております)。
で、
早速、ヒアリング・・・これで良いじゃないか?
やはり、0.1uFよりの、音の分離が良い、細かい音まで分離して聴こえる、
私の好みの音が出ました。
でも、しばらく通電したら、真空管も安定してくるし、コンデンサも
何十年間かの眠りから初めて通電されて、ちょっと安定してきたら、
音の感じが、わりと高音がはっきりする割には低音が良く見えない
みたいな感じもしてきて、
今週末は、土曜日は0.22uFを馴染ませつつヒアリングして、
日曜日は0.33uFを試そう
と、早速スケジュールを組んでしまいました。
ちなみに、私は、
抵抗やキャパのあるものは、最初に通電されたら粒子が安定するまで
音が荒れ、それから安定し始めて最後はあまり違いが分からなくなる
と、いう考えの持ち主なので、高価なケーブルは、信用していません。