気温と湿度が下がってきて過ごしやすくなりました。
このたびZwei Flugelとは違った解釈でAoMのシングルエンド出力のポータブルヘッドホンアンプを設計しました。
ケースサイズはそのままに電池を2本増やし、単4電池6本使用しています。そのため部品の大部分は裏面に配置しました。
電源電圧が上がったため最大出力を増加させることができ、部品選びにも自由度が出てZwei Flugelより雑音は低下(ゲインが約2倍から約3倍に上がっているのにです)。大出力時の歪率も改善しています。また通常公開するような特性には現れませんが、音質のために電源配線を低インピーダンス化するなどノウハウ満載です。
ジャックには従来品でも採用実績のある全極同じ材質・メッキの3.5mm4極を使用しています。入力はシングルエンド、出力はシングルエンドのGND分離なので4極・3極ジャックの接続が可能です。
使用部品や回路、重視した部分は各モデルで違いますが基本をおさえた設計でAoMらしい癖の小さな音になっています。部品が変わっても音が大きく変わるような事はなく、統一性があります。
あえて流行りの音にはしない。正確な音が欲しい方におすすめします。
詳細は後日まとめますが、こんな感じの特性です。