部品を手ではんだしている電子機器の場合、そのはんだづけの質は非常に重要になります。音質面でも長期的な安定性面でもこの部分はないがしろにできません。
これはZwei Flugel動作確認機のはんだづけです。この部品は1608サイズ(1.6mm×0.8mm)ですので、ディスプレイで写真を見ると異常拡大したサイズになっていると思います。使用したはんだは鉛フリーのもの。
このはんだづけ部分は両側が富士山のようになっていて(きれいなフィレットが形成されていること)、写真では分かりにくいですがはんだに艶もあり、そして部品がパッド上に乗っています。これらはとくに事情がなければできていなければならないことですが、リフローしていない機器ではできていないことも多いのが実情です。
また部品にははんだづけ時の条件があります。部品が耐えられる温度と加熱時間ですね。著しく高い温度や長い時間をかけてはんだづけすると部品の特性が落ちたり、最悪の場合では部品が破損します。手はんだするときはその条件を守れるかは別として、条件を確認しておくことは必要だと思います。
部品選びも回路設計もプリント基板設計もはんだづけも、すべて大切な要素です♪
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