vier flugelの特性 2 (THD+Nとチャンネルセパレーション) | Analog of Magic もみじとクラフトマンのblog

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vier flugalのTHD+Nです。歪率+雑音 です。

 

測定周波数:1kHz、帯域幅:400-80kHz、無負荷時と37.5Ω負荷時の値です。(A補正ではありません)

 

無負荷でも37.5Ω負荷でもあまりグラフの形は変わりませんでした。

 

0.9V(2.5Vp-p)付近までの右下がり部分は雑音が支配的な範囲で、

これは使用しているICから発生する雑音とほぼ等しいです。

※このアンプは利得が少し大きめ(12dB…hot・coldともに6dBずつ)です。

 

1V(2.8Vp-p)以上の緩やかに値が悪化する部分は、

主にレールtoレール出力段から発生する歪みだと思います。

 

37.5Ω負荷でも3V(8.5Vp-p)以上までクリップしません。

 

 

チャンネルセパレーションも簡単に測りました。

アンプ基板にダミーロードの37.5Ωを取り付け、1kHzの正弦波を入力しボリューム最大にして左chから約1Vを出力。

その時の右chの電圧をDMMで見てみたのですが…

すべて測定限界以下で、約-100dB以下であることが確認できただけでした。

ボリュームを中間の位置で使うと少し悪化するとは思いますが、

回路そのものの出来は良いようです。

 

 

byもみじ