9/2 午前0時45分

みるみる、

天に還りました

 

 

 

避妊手術ができていないので下腹部が傷んでいるのは分かっていたし

かかりつけ病院の先生にも病気の事は言われていたけど…

 

その日がいつか来る事は分かっていたけど、

もう少し先の事かと思っていただけに

心の準備は全くできていませんでした

 

 

 

最後のその日はもっともっと可愛がってあげればよかったと後悔の思いだけでした

みるに謝りながら、そして感謝しつつ、ずっと撫でてあげました

 

先月14歳の誕生日を迎え、おじいちゃんの誕生祝いで集まった

親戚みんなにも可愛がってもらいました

 

 

 

我が家に来たのは生後半年、娘が小学一年生の時

その娘も今年成人式を無事迎える事が出来ました

一人っ子で、姉妹が欲しいだろうなという事で

みるみるも家族の一員に

 

一人前の大人になるまで見届けてくれたんだね

 

ありがとう、みるちゃん!

 

 

亡くなったその日は一日、みるみるをリビングで寝かしておきました

すぐお別れできないし、前の晩に苦しんだ姿を見続けていたので

安らかに眠っている姿を眺めていたい、撫でていたいから

 

容態が悪化した日、早退というか、在宅勤務に変更してもらい帰宅しました

リビングに入るといつものベッドの端に頭を乗っけて私を見つめていました

いつもと変わらないじゃん

朝散歩も普段通りだったし

その日はみるみるが見える位置で仕事をしようと

リビングでノートを出し取り掛かろうとしました

すると、ベッドから降りてきて私の横にくっついて伏せをしています

軽く撫でてあげると、今度はヨロヨロと妻の方へ

 

後で聞いたら私が会社に行ってから、

お腹が痛いのか何時間もウンピ姿勢でずっと踏ん張ってたらしく、

疲れ涯ててぐったりしていたのだそう

最後の力を振り絞って私の方へ歩いてくれたのかも

 

 

 

 


我が家の日常の風景に必ずいてくれたみるみる

毎日欠かさずお散歩したね

身体に染み付いた習慣日課がなくなってしまい

夜も朝も暇になってしまったよ

見慣れた風景にぽっかり穴が空いたようだよ

 

 

 

 

河川敷でボールを遠投してリトリーブしたね

一緒にお出かけ、ドライブしたし

旅行でペンションにも泊まったね

ホタルも見れたし、

楽しい思い出が沢山できました

 

 

火葬場へ連れていく時は、晴天で暑かったのですが、

終えて家に近づくに連れ鼠色の雲が現れ土砂降りに

 

あー、これは涙雨だね

 

そうだ!!

 

みるちゃんが天に渡る虹の橋が見えるかもね

 

 

家に着く頃にはぴたりと雨は上がり

暫くすると、また晴天になりました

 

私は一旦、スイッチ切り替えて

リビングで仕事を再開しようと

 

妻が

 

見てみて!

 

なんと、虹は見えませんでしたが、

雲になったみるみるが見えました

我が家のリビングに向かって

ありがとう!、

等とお礼を言ってくれている様な

 

 

 

 

何万回見たか分からないぐらい

目に焼き付いているみるみるのシルエット!

 

みるみるに許してもらえた様な気がして

一気に気が晴れていきました

 

バイバイ!、

 

またね!

 

 

 

 

雲の後、庭のウッドデッキで一服していると

蝶々がヒラヒラと飛んできました

普通の距離感じゃない、手を伸ばせばすぐ届く距離で

右に左に、ヒラヒラと

私に気がついて欲しいとでも言いたげな

 

・・・

 

 

!?

 

え、みるちゃん?

 

ミルキーか?

 

って聞くと

 

私の左腕にぴとってとまりました

 

あーー〜

 

みるちゃんなのねー

 

って言うと

 

また、ヒラヒラと飛んでいきました

 

 

 

 

 

最後の夜は苦しかったと思いますが、その日の前の日までは、

普段と変わらず平気そうに見えました

心配かけてはならないとみるみるの心遣いだったのかと思っています

親バカですが幸せな人生(犬生)だったと思っています
 

ミルキー道(milkyway)を貫き通して寿命を全うした事でしょうわんわん

今頃、Milkyway*(天の川)を元気よく駆け回っているでしょうしっぽフリフリ

 

 

今までご訪問ありがとうございました

 

とーちゃん

 

※初回投稿から写真を変更したので再投稿です

※今日は買物がてら喫茶に立ち寄り大雨が過ぎるのをやり過ごしました

※帰ってくる途中に虹を見ることができましたよ

※みるちゃんの渡る姿は見えなかったけどw