☆デュランダルを徹底解剖☆

【2005年11月15日更新】
父:サンデーサイレンス
母:サワヤカプリンセス
母父:ノーザンテースト

●ぷちポイント●
スプリンターとして早くから注目されたいたお馬さんで、デビュー当初から末脚の切れには注目されていた逸材。1200m戦では3着以下になった事がなく、重や不良馬場といったレースを除けば、全てのレースで上がり3F33秒台か34秒台で駆け抜けている。たとえHペースのレースになったとしても、(普通ペースが速ければ35や36秒台で伸びたとしても良く伸びていると言われる)、この馬だけは33秒や34秒の脚で伸びるので、データー面からはとてつもなく強いと言うことが証明されている。

▼距離適性▼
・1200~1600m。
・ベスト距離は1200mだけど1600mの距離も適性範囲内。

▼馬場適性▼
・爪が弱く休み明けはいつも万全の仕上げでは出走できない。
・雨は苦手で、特に上滑りするような馬場は苦手の典型的パンパンの良馬場タイプ。
・力のいる馬場よりも馬場状態が良好な馬場が得意。
・小回りや時計があまり早くなりすぎるとスタートで置かれる馬なので差し届かない不安もある。

▼成長タイプ▼
・普通。

▼馬体重▼
・446kg~460kg
・デビュー時より馬体重の変動はあまりない。

▼脚質タイプ▼
・今どき珍しい典型的な直線一気のお馬さん。
・直線で外に出せば必ず伸びてくるので、騎手に安心感を与えるお馬さん。

▼上がり3F▼
・最速はスプリンターズSで使った32.7秒。
・新馬時からの全レースの平均上がり値は33.8秒。(良馬場のみ)



●レース後のコメント●

スプリンターズS 1200m(G1-2着):晴-良 32.7-最速
いつも通りのこの馬の競馬が出来たし、最後の伸びの手応えでは差しきれると思ったんだけど、今日は勝った馬が強かったというのもあるけど、この馬も強い競馬をしたと思うし、自分なりにやれる手応えもあったんだ。あの馬を任せるチャンスがあっただけに悔しいね。

外 香港マイル 1600m(G1-5着):晴-良
スタート後に不利もあったけど一番の敗因は散水だね。なんであそこまで水撒くだろうか?馬の為とは言えあれだと良馬場と呼べるものではないよね。随分とノメってしまいました。それでもこの結果(5着)に終わってしまいガッカリしました。この馬は良馬場でこその馬ですからね。もう少し良い馬場で走らせたかったです。

マイルCS 1600m(G1-1着):晴-良 33.7-最速
思ったよりもペースが遅くて馬群が固まる展開でした。そんな集団を見ながら外目でリズム良く道中は追走出来て、直線に向いたら追い出しを待つ余裕すらありました。早めに抜け出しても危なげなく押し切る本当に強い内容でした。ここ2戦は悔しい思いをしていたのでなんとか連覇したかったんです。

スプリンターズS 1200m(G1-2着):雨-不 35.8-最速
馬場状態も悪かったし、この馬の形を崩して早めに動く競馬をしてみました。それでも終いあれだけの脚が使えるのだから本当にたいした馬だよね。今回は久々だったし馬場も悪かったけど…良馬場だったらねとちょっと悔しいレースになりました。

高松宮記念 1200m(G1-2着):晴-良 33.6-最速
スタートはいつもの事で定位置へ。道中はスムーズに運べたし、この馬としては自分の競馬が出来ました。直線も良く伸びてはいるんだけどね…

マイルCS 1600m(G1-1着):曇-良 33.5-最速
この距離でも成績は出しているしマイル適性はあると思っていました。最後は必ずイイ脚を使ってくれると信じて乗っていました。道中は豊さんを目標にして乗りました。前とはけっこう離されていたけど、仕掛けてからの反応が良かったし、直線半ばで必ず届くと思いました。後ろから行く馬だけに差し届かない点だけが心配だったけどよく頑張ってくれました。

スプリンターズS 1200m(G1-1着):晴-良 33.1-最速
スタートはいつも通りで今日も2~3歩目がゆったりしていて最後方からの競馬になりました。道中は凄い手応えでGOをかけてからの反応は抜群だったね。追い出してからはなんとか捉えられると思って必死で追いました。この馬の切れ味は超一級品ですよ。1200mだけの馬でもないしこれからはもっと活躍できそうです。

セントウルS 1200m(G3-3着):晴-良 33.3-最速
今日は1完歩目は出てくれたけど2歩目3歩目で遅れて付いていけなかった。最後は本当にイイ脚で伸びてきましたね。この素晴らしい切れ味はこの先この馬の大きな武器になると思います。このメンバーでも十分やれますよ。

中山記念 1800m(G2-9着):晴-重 37.3-10番目
最後の切れ味で勝負する馬なのでこういう馬場は厳しい。それに距離も長かったしマイルぐらいが良さそうな感じもするね。

ニューイヤーS 1600m(OP-1着):曇-良 34.3-最速
ゲート内でチャカついて出負けしました。3コーナーでは下がってくる馬に不利を受けてしまったけど、それを機に外に持ち出したら一気にいってしまいマクル形になったけど、ここでは脚のレベルが違うね。本当に切れる馬です。中山の1800ようなコースはこの馬に合わなくて辛いけど、マイルまでなら折り合いは付くしかなり切れるよ。

ディセンバーS 1800m(OP-4着):晴-良 34.8-最速
掛かったりはしないから距離が持ちそうなイメージだけど、この距離になるとまったく終いの脚を使ってくれない。この馬はやはり短距離の差し馬だと思うよ。

マイルCS 1600m(G1-10着):晴-良 34.1-最速
初めてのG1で雰囲気に飲まれていたような感じですね。京都の下り坂も初だったし、フルゲート18頭も初だったし、馬が力を出せなかった感じです。でもこれからドンドン強くなっていく感じがします。

白秋S 1200m(1600-1着):晴-良 33.3-最速
スタートは速くないからあの位置になりました。クラスが上がって相手も強くなっているし1200mでは忙しいね。それでもゴールまでキッチリ捉えるのだから桁違いの武器を持っているよ。でも能力が高い馬なのでこれからまだまだ良くなると思います。

ムーンライトH 1600m(1000-1着):晴-良 33.6-2番目
スタートはあまり良くないね。それで後ろで直線向くまで我慢して競馬をしました。このスローなのに4角でもう前を捉えそうな手応えで、瞬発力が凄いね。2歳時に乗ったときに比べて乗りやすくなったし気性面の成長が伺えます。

筑紫特別 1200m(500-1着):晴-良 34.9-最速
頭数も少なかったし、道中はずーと楽に構えて競馬が出来た。直線で追ったらモノが違う脚色でここでは能力が違いすぎました。

有田特別 1200m(500-2着):小雨-良 34.8-最速
スタート後の1歩目が遅いね。それで後ろからの競馬になってしまう。道中は泥を嫌がっていたけど、外に出したら凄い脚で伸びてくれた。500万では断然能力が違うよ。この馬場でこの時計でだから勝った馬が強かったということじゃないかな。この馬もすぐに卒業できるよ。

新馬戦 1200m(1着):晴-良 34.7-最速
スタートでバランスを崩してヒヤヒヤしました。それでもやっぱり強かったですねこの馬。無理矢理力でねじ伏せたような競馬でした。道中は色々周りを気にしていたし外にモタれながら走っていたけど追ってからシッカリしているね。兄達に比べてこの馬の方が柔らか味があるし、距離も保ちそうな感じがする。これからが非常に楽しみな馬です。


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