昨晩、映画「五十年目の 俺たちの旅」を観てきました。
「俺たちの旅」は1975年から1年間日本テレビで放送されていた青春ドラマで、
番組終了後、10年目に特番として、主人公たちの10年後を描いた「俺たちの旅 十年目の再会」が放映され、20年後に「俺たちの旅 二十年目の選択」、30年後に「俺たちの旅 30年SP 三十年後の運命」が放映されました。
本放送が放映されていた頃は、私はまだ高校1年生でしたが、毎週楽しみに見ていたものの、主人公の中村雅俊演じるカースケたちは、私よりひとつ上の世代で、社会の規範や決められたレールから外れた型破りな生き方が賞賛される時代で、私達『百恵ちゃん世代』(?)とはちょっと違う感じがして、その前番組の「われら青春」の方がよかったな!と持っていました。
その本放送と、特番3本が、昨年12月からBS日本テレビで放送されていて、昨年末からその再放送を観てきていたので、この続きとなる今回の映画は公開を楽しみにしていました。
ところが、先週末から忙しい日々が続き、昨晩、ようやく夜の外出が出来るようになったので、隣駅のTOHOシネマズ上大岡に行こうと思ったのですが、この映画のレビューを読むと、評価がめちゃくちゃ低いのです。回想シーンが多すぎるとか、何を言っているのか意味がわからないとか、スローリーガ単調だとか、若い方たちが書く、そんなレビューを読んでしまったのであまり期待しないで行ったのですが、チケットを買おうと思って、アプリで座席表を確認したら・・・・
まさかのガラガラ、(D-7は私、F-1、2は予備席)、つまりシアターに3人しかいないという事。
まあ、でもね、面白かったですよ。
年末からのBS日テレの再放送を観ていたから、その続きのようで、
上手く話を閉めたな、まるで50年前から、最後の話の締め方を予定していたようなストーリー展開でした。
ストーリーは、カースケ(中村雅俊)というより、オメダ(田中健)の物語のよう、
その中でオメダの妹のまゆみちゃん(岡田奈々)や、特番「俺たちの旅 三十年めの運命」で、他界したことになっていた洋子(金沢碧)の回想も交えて、意見のぶつかり合いと、理解し合う様が、「俺たちの旅」らしい展開で進んでゆくのでした・
人生、残り少なくなって、残された時間を母の思い出が残る実家で過ごしたい、
そんなこと言ったら、それまで家族として支えてきた奥さんや子供はたまらないですよね、カースケもそう言ってオメダを叱り、そこで意見のぶつかり合いがあるのですが・・・・
自分らしく生きるって、どういうことなのか?死んだ洋子の回想と共に、答えを見つけようとします。
そんなわけで、回想シーンが多すぎるとレビューで叩かれていますが、実際、この年代になると過去の回想って多くなります。自分だってそうです。それに同年代の友人の中で何人かが死んでいることも、この歳になると普通。
実際、よくぞ70代が主人公のドラマを作ってくれたと拍手を送りたくなります。
この年代になると、ロバート・レッドフォードの遺作となった「さらば愛しのアウトロー」みたいに、生きているうちにやり残したリストうを作らなくては、と考える物なのです。それをそっくりドラマにするって、なかなかできないと思います。
そして、全編にわたる小椋佳の歌と、最後のエンドロールに流れる「俺たちの旅」のメインソングが映画館特有のドルビーサウンドで流れて、ちょっと感激してしまいました
