夜勤明けに電車を降りて歩くということをしている。
一回30分以上歩くようにしながら職場から家までを
刻み刻み歩き進めている。
もうだいぶん家まで近づいている。もうちょっとだ。
先日、いつものように夜勤明けに歩こうとしていた。
駅間20分の距離を二駅分。計40分ほど歩くことにしていた。
天気予報は33℃の予想で熱中症に気を付けてと盛んに
言っていたが、まあ大丈夫だろうと思っていた。
ここのところ雨が続いていて、あまり歩けていなかったので
ちょっと暑いぐらいではやめたくなかった。
ただ一応麦茶のペットボトルを暑さ対策に買っていた。
さあ歩こうと電車を降りた。
・・・くそ暑い。
ただもう駅を出てしまった。後戻りはできない。
いやできるがしたくない。次の駅に向かって歩き出した。
くそ暑い。
空気が熱い。その熱が肌に絡みついてくる。
これはキツイと麦茶を飲んだら、その麦茶が汗となって
すぐに湧き出てくる。暑い。つらい。
これは無理だ。汗が止まらない。
やばい。このまま歩き続けたら死んでしまう。
死んでしまうのは嫌なので、一駅間20分だけ歩いて
電車に乗って家路についた。
夏を舐めていた。33℃はだめだ。歩けない。学んだ。
無理はしたくないし、しないが、だが歩きもしたい。
次は30℃で歩けるかやってみようと思っている。