平成26年第3回定例会≪一般質問・その4≫市民に信頼される市役所づくりについて | 旭川市議会議員 穴田貴洋(あなだたかひろ)公式ブログ 「祖国日本と郷土旭川のために」Powered by Ameba

平成26年第3回定例会≪一般質問・その4≫市民に信頼される市役所づくりについて

 平成26年9月24日、第3回定例会におきまして一般質問を行いました。
 今回は、いくつもの深刻な問題を抱える西川市政のうち、①生活保護行政の適正化、②男女共同参画行政の健全化、③少子化・人口減少社会への対応、④市民に信頼される市役所づくりについて、集中的に質問いたしました。
 質問内容の一部を抜粋して、ご報告いたします。

④市民に信頼される市役所づくりについて
(あなだ貴洋 質問) 2014年度 旭川市職労臨時大会について(1)
 9月8日付けで、市職労より、「2014年度 旭川市職労臨時大会の開催について」と題した文書が通知された。そこには、「11月に旭川市長選挙と賃金確定闘争を控え、より一層厳しい闘いが予想されることから、今後の運動方針を確立するための臨時大会を開催する」との趣旨が明記され、その中には、各分会に代議員の選出要請があり、尚かつ、各職場に対し、市職労側から「具体的な割り当て人数」も示されていた。言わば、動員・ノルマとも言えるものである。
 こうした内容に加えて、開催日時も驚くことに10月1日(火)、平日の16時開会とされていた。当然のことながら、この時間帯は職員の勤務時間中であり、いくら権利とはいえ、選挙活動ともとれる組合活動を優先しろと言わんばかりの実態が明らかとなっている。
 市として、このような市職労の臨時大会の開催について把握していたのか。
 また、各分会に要請のあった割当て人数は、市役所全体で何名となるのか。
(総務部長 答弁)
 職員団体の臨時大会についてでありますが、職員団体が組合員に対して行う活動であり、市として管理監督するような権限は持っておりませんので、通常は事前に把握しているといったことはありませんが、今回、議員からこういったお話を聞き、職員団体に問い合わせたところ、臨時大会の開催予定があり、参加予定人数は80名程度であると聞いております。

(あなだ貴洋 質問) 2014年度 旭川市職労臨時大会について(2)
 市として管理監督するような権限がないとはいえ、勤務時間中の組合活動により、大量の職員が市役所からいなくなるという事態は、市民サービスへの低下を招くことは当然ながら、同時に、市が特定の選挙活動を認めていると、市民からの誤解を招きかねない。ひいては、市民の信頼を失いかねない。
 こうした市職労の動きに対し、実態把握に努めるべきと考えるがいかがか。
 また、市長は、今回含めて、今後も、勤務時間中に開催される市職労の大会、それも(西川市長の)市長選挙に関わるような大会に出席要求があった場合、参加するつもりなのか。
(総務部長 答弁)
 職員団体の活動の把握についてですが、通常の職員団体の活動においては、公務の運営に支障があるようなことは生じておりませんが、支障があるようなものに関してはその把握に努める必要があるものと考えております。
(西川市長 答弁)
 職員団体から大会等に出席の要請があった場合は、その会合の内容、その時々の状況を踏まえて、適切に判断していきたいと考えております。

*市役所の体質改善が求められます!
 市は、市長選挙のために、80名もの職員が市役所からいなくなっても、体制に影響がないと見解を示しましたが、まだ職員削減の余地があるということでしょうか?市長は迷わず市民優先の行政運営をすべきです。
 本市においては、勤務時間中に組合活動をする余力のある職場がある一方で、長時間の時間外勤務、あるいは、サービス残業を強いられるような職場もあると聞きます。こうした職場環境の改善を放置したまま、勤務中の組合活動が行政機能や市民サービスに支障がないとする市の態度は不可解でなりません。
 今定例会では、ケースワーカーの不足なども指摘してまいりましたが、職員の適正配置や定数管理なども適切に行われてきたとは言えず、加えて、公務員倫理を求める立場にある西川市長の指導力不足と組合への配慮も加わり、“市民に信頼される市役所”とはなっていません。市役所の体質改善が急がれます!
 

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