ぷりちゃんと成婚退会したお相手は、顔がタイプじゃなくて、服がダサくて、空気が読めない例の彼だ。
彼の写真を見て、パッと思い浮かんだのが、ビートボクサーのSO-SOくん。
だから、彼のことはそーそーくんと呼ばせてもらおう。
そーそーくんは、SO-SOくんのような個性派メガネ男子だ。
ぷりちゃんは、「顔がヤバイ」と言っていたが、そこまで?という感じだった。
まぁ、結婚相談所のプロフィール写真は盛ってナンボなので、ヤバさが緩和されているのかもしれないが。
そーそーくんは、真っ直ぐで、何事にも一生懸命な方で、ぷりちゃんからのダメ出しを全て受け止め、改善しようと努力してくれた。
私がマイルドさんからぷりちゃんを引き継ぐ前に、先方相談所にお願いをしていた。
ぷりちゃんが一番気になったのは、デートでまったりした雰囲気のカフェに行った時、そーそーくんが突然大きな声で話したり、笑ったりするところだったので、気になっている点として先方にお伝えし、それとなくそーそーくんにお伝えしてほしいというお願いだった。
どうやら、担当者さんも、彼の声の大きさが気になっていたようで、すぐに注意してくれたようだ。
すると、次のデートでは、すごく頑張ってくれたようで、うるさいと感じなかったそうだ。
そーそーくんは、デートでは全力投球で楽しませようとしてくれて、何か指摘があれば、すぐに改善しようと努力してくれた。
そんなそーそーくんは、ぷりちゃんにとって気になる存在になっていった。
つづく。