ぷりちゃんが泣き出して、マイルドさんはまた何度も謝っていた。
少しして落ち着いたのか、ぷりちゃんが私に、
「こんな変な会員ですみません。
こんなんじゃ、穴田さんも困りますよね。
すみません。」
と謝ってきた。
私は、
「これまで変な会員さんはたくさんサポートしてきたので、少々のことではビックリしないから大丈夫ですよ。
困った会員さんのエピソードは、た〜くさんあるので、機会があったらお話ししますね。
ぷりちゃんのことを変な会員さんだなんて全然思いませんよ。」
と答えた。
これは後で聞いた話だが、私は、自己紹介で、以前は別の相談所で4年間働いて、今年からブライダルサロン・サイコパスで働いていると言ったのだが、どうやら、今年からブライダルサロン・サイコパスで働いているというところしか聞いていなかったようで、1年も経験が無い仲人に担当されるのは不安だと思ってしまったそうだ。
私がまあまあベテランだと知ってからは、少し安心してくれたようだった。
3人で電話した翌日から、私がぷりちゃんのサポートをすることになった。
数日後、ぷりちゃんから相談があった。
やはり顔を知らない担当者に担当されるのは不安なので、zoomで面談してほしいとのことだった。
私もzoomでお話ししたいと思っていたので、翌週にzoom面談をすることになった。
つづく。