セーラの日記 -72ページ目

セーラの日記

まっすぐ前を向いて 2匹の猫と共に

生口島でのもう一つの場所が 今回の最大の望み。

西日光と言われる<耕三寺>へ行く事。

 

2000年に両親とここを訪れて その時に思った事がずっと印象に残っていて もう一度行きたいと思っていた。

 

あの時 一人で<戒壇巡り>に入って 真っ暗な洞窟を抜けた先に光が見え、そこを出ると観音像が立っていて… 満開の藤の花の下に両親が居た。

 

これはいつか私が死んだ時に見る景色かも知れないとその時に思った。

意識が薄れ、真っ暗な中で 光の出口を目指して行った先に 花が咲き 両親がいる。

 

その時の思いが強かったから あの景色をもう一度見たいと思っていた。

そして 24年後… 

 

あの時には見えていなかった事が見えて まぁ ビックリしたのなんのって。

 

耕三寺は宿から歩いてすぐ。 開門が9時と言うので 門の前で待っていた。

 

お寺なのに…9時? 

 

9時キッカリに門が左右に開かれる。

入場料 1400円(またビックリ!) Pay Payで払った。

 

あの戒壇巡りも あるにはあったが、あの時の緊張感ある雰囲気ではなく、遊園地のお化け屋敷みたいになっていた。

左が2000年。  滝や橋まであって最後まで明るいまま。

 

出口に観音様はあった。 しかし…こんなにデカかったっけ??

 

肝心の藤棚が…… ない。( TOT)

 

耕三寺…浄土真宗本願寺派の寺  となっているけど なんか違う。

 

よくよく案内を読んでみたら ここは 個人が母親への孝行の為に建てたもので 全国の有名な建築物を模して作った 一種のテーマパークみたなもの。

 

五重塔は室生寺。 山門は東照宮の陽明門。 観音像は法隆寺の救世観音。八角堂は夢殿。

 

そして あの藤棚は… 下の戒壇巡りに水が漏るので撤去されたそう…

 

<想いで>とはかくも 勝手に色付けされていたものだったのだと気が抜けた。

 

今回の旅の前に ひとつネットで買ったモノがある。

藤の香りの香水

 

いずれにしても もう花の時季は過ぎているから 藤棚の下で せめてこの香りで父と母を想おう…と考えて買ったもの。

 

良い天気だったから 日傘をさして近くの石に腰かけた。 

 

日傘の内側は藤の花の香りがして 時折の風が気持ち良い。

 

 

私の旅は ここで終わった。 後は ただ(帰る)だけ。      END