しんどかった6月は<夏越の祓>でスッキリしたい。

朝から 小雨の中 茅の輪を八の字に回って 帰りに老夫婦がやっている素朴なお饅頭屋さんで<水無月>を買って。

友達のところで食べようかと思って多めに買ったけど 彼女も『頂いた物があるの』という。

6月30日。 京都市内では いったいどれだけの人が<水無月>を食べているのだろう。

 

 

何はともあれ、する事をしておけば 気持ちが軽くなる。

夜には冷蔵庫に残ってた冷酒を少し飲んで グッスリ寝て 半年の境を越えた。

 

今日は サポートしている人(〇〇さん)について関わる団体が集まって年に1回の会議。

 

世の中の感覚では <できる事は身内=家族で> という空気が根強い。

だけど福祉に係る人からは この考えに反対する声を聞く。

 

どうやったら 家族の負担を軽くする事が出来るか 考えるべきです!という。

 

(選ぶ)と言う事が出来ない〇〇さんには 曜日によって着る服をヘルパーさんが1週間分 用意している。

今日は 月曜日の服 だった。

また 彼は自分で食事を作ることも無いので 日常支援ヘルパーさんが買い物に付き合い、買ってきたもので夕食を作る。

掃除もしてくれる。

週に4日間 ヘルパーさんが入って やっと普通の生活をしている感じだ。

 

そうでないと たちまち 部屋は散らかり、趣味の物を買ってお金が無くなり お菓子だけの食事になり 風呂も入らず 季節外れの服を着る…という状態になる。

 

サポートし始めた頃 どうしてそうなのか…私には理解できなかった。

『あ~~~。もう 面倒くさい』と思ったのが本音だった。

 

でも 福祉の方が入る様になっていろいろ見聞きしているうちに (彼は日々 いろいろな事に困っているんだ)と言う事が解る様になってきた。

そういう人も居るんだ…と。

 

オットが亡くなって 嫌々ながら引き継いだ役割だったけど、あの頃より 私は 少し鈍感になれた気がする。

昔ほどストレートに怒りを表す事は ちょっと減った…かも。

今更だけど… 少しはオトナになれたかも知れない。