捨て時 | セーラの日記

セーラの日記

まっすぐ前を向いて 2匹の猫と共に

夏用のスニーカーを履いたら 玄関が汚れた。 おや!これは・・・。

 

思い出すのはコロナ騒動が起きる前の ある葬式でのこと。

 

焼香が始まり 式場のスタッフに促される順番に席を立って 並んでいたら

床に点々と黒い煤の様なモノが。

 

何だろうと思いながら前に移動すると その黒い煤は だんだん濃くなり 遂にはゴロッと塊が転がっている。

それでやっと解った!!  誰かの靴底が剥がれているんだ。

 

最前列の喪主さんも 点々と続く黒いものが気になる様子で 視線が泳いでいる。 どうしてこんなに床が汚れているのか 理由が解らないみたいで。

 

密かに犯人(?)探しで誰の靴???と思っても ぐるりと一周 焼香が進んだ中ではもはや探しようもなく、 当の方も気が付いているかどうか・・・

 

『よくあるんですよ。 滅多に履かない靴ですと』と言いながら 式場のスタッフが急いで箒で塊を集めて回った。

妙に和んだ葬式だった。

 

気に入っていた夏用のスニーカーだったけど さようなら。