ヒント | セーラの日記

セーラの日記

まっすぐ前を向いて 2匹の猫と共に

ジムにはたいてい夕方行くのだけれど、日が暮れるのが早くなったと感じる。
土曜日は午前の部しかないので、美容院の後 行って見た。

8月の始め 急に何もかも面倒な気分になってジムも辞めようかと思った。 痩せるどころか 人生最大値の体重。
まァ、これはジムを責めても仕方がない。 全ては我が身から出た錆。

しかし…週に1回行くか行かないかで 痩せるはずもなく どうせなら辞める前にトコトン通ってみるかと思い直した。
それでも もう行く気が起こらなければ 辞めたらいい。

涼しくなったせいか 8月ほど何もかもがイヤではない。
終わった後 スーパーの弁当売り場に寄った。
ここに最近 私のお気に入りの弁当がある。
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<ごろっと野菜と鳥唐揚げの黒酢丼> 408円。
人気なのか 夕方 弁当類が値下げの頃には無くなっている事が多い。

これを買って 近くの川の木陰に座ってアウトドア飯を楽しんだ。

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ふと 隣の木の幹に動く物があって目をやった。
かすかな動きで 枯葉が揺れているのかと思ったが そうではなく
<ミノムシ>が上へ上へと登っているのだった。

ぶら下がっているミノムシを見た事はあるが、木に登っているミノムシを見るのは人生で初めてだった。
まァ、確かに ぶら下がるには そこまで登らなきゃならないんだろうけど。

今年 10月にお手伝いする朗読会のシナリオが届いた。
三浦哲朗作の<みのむし>

これが 何とも寂しい話である。

天候による不作で息子は50半ばの身で都会へ出稼ぎに行った。
残された老夫婦と嫁。
入院していた婆さまが外泊許可を貰って家に戻ってみると 爺様は認知症になり 嫁は実家に帰ってしまっていた。
女手の無い家の中は埃っぽく 荒屋のようで これが嫁いで来てから60年近くも住み馴れた家の成れの果て化と…婆様は立ち尽くす。

翌朝 裏の林檎畑に見慣れない黒い物がぶら下がっているのを見た爺様は それに近寄ると しげしげと眺めてから 呆れた様に呟いた。
『こりゃあ、また、がいにでっけぇ みのむし ぞ』

シナリオを読んで暗澹とした気分になった。
これを 司会者として どう紹介すれば良いんだろう。
まずは これを選んだ朗読者に話を聞くのが先だが それにしても…と
気分が落ち込んだ。

だけど 木に登るみのむしを見て 何かヒントが貰えそうな気がしている。
すくなくとも 暗澹とした気分のままでなくなった事は確かだ。