10月19日 ザクロ | セーラの日記

セーラの日記

まっすぐ前を向いて 2匹の猫と共に

お隣の庭のザクロがはじけて真っ赤な実が覗いていた。 欲しいなと思っていたら 私が留守の間に届いていた。

隣の御主人が 『奥さんが欲しいていうてはったから』と持って来てくれたそうです。
どこかで私 本音を吐いたのですね。 
スッカリ忘れてましたが。

イメージ 1

ザクロは ペルシャ(イラン)辺りが原産で、スペインの町グラナダの「グラナダ」とはザクロを意味する言葉だそうです。

昔、何かで読んだのですが・・・・

兵隊がやって来て 銃で脅し家を出て付いて来るようにと命令する。
女は追い立てられて家を出るその時 素早くザクロを1つ服の中に隠した。
これから先 砂漠を越えてどこに連れて行かれるのか・・・

ザクロを見ると この部分を思い出します。女性が着ているのは全身を覆い隠す黒いアラブの服。
その中でしっかりと握りしめられた赤いザクロの実。
辛い日々の中 彼女は時折 ザクロの実をコッソリ口に含みながら 生き延びていくのでしょう。

今日は ちょっと悲喜こもごもの事がありました。

ボランティアで関わっているご夫婦ですが、貸家を出なくてならなくなりました。
大家さんが亡くなって 相続の為 この貸家をご遺族が処分する事になったからです。

古い家でしたが裏庭もあり、犬と猫を飼って平和に暮らしていたご夫婦は行き先を失いました。

家賃の問題。 階段はもうキツイから出来れば平屋。
ペットが飼える事。 掛かりつけの病院に通える範囲。
歩いて買物がしやすい所。

高齢ならではの条件を考えると 本当に見つけるのが大変です。
私も何軒か当りましたが 良さそうな所は すぐ借り手が決まっていたり 古い平屋はお風呂が無かったり。

期限が迫り、とうとう諦めて マンションに移る事にしたそうですが・・・
夫婦のベッドを入れたら 他の家具の入る余地が無さそうです。  
何もかも捨てなくてはいけないと 涙ぐむ奥さんに慰めの言葉が見つかりませんでした。

最近は 災害で家を失ってもローンは残り 二重ローンに苦しむ話も聞きます。
雇用も不安定な中で 長期のローンを組んで家を買う事をためらう向きもあります。
しかし・・・年をとってから 貸家を探す難しさも 痛感しました。

ある貸家などは礼金6万のところ ペットがいると言ったら 倍の12万になると言われたそうです。

お二人にとっては、この犬とネコが ザクロの実なんだろうなと ・・・ そんな事を考えたのです。