今更ですが、マツダがミニバンの開発から撤退するそうで。
成長するSUV市場に開発リソースを集中投入するためらしいですな。
個人的には、次期プレマシーを待ち望んでいただけに残念…
同じような声はネットでたくさん聞こえてきますが、それにも関わらず撤退するのは妥当なのか。
簡単に調べてみました。
2000年~2015年の国内のミニバン売上台数です。
数値はくるまーとというサイトから拾ってきました。
スライドドアタイプのミニバンを抽出しました。
コンパクトカークラスのミニバンは勝手に除外してます。
これを見てもよくわかりません。
ただ、ノアヴォクがこのクラスを牽引してることだけはわかりました。
ミニバン全体で見ると、2005年あたりの60万台をピークに緩やかに下降線を描いています。
ここ数年は40万台前後で安定してるようです。
続いて上記グラフをメーカー別にしてみました。
ここからわかるようにトヨタが圧倒的シェアを誇っています。
ホンダは低調ですね。日産はほぼ横ばい。マツダはというと右肩下がりが続いてます。
この現状を踏まえた上で、この劇的な成長の望めない国内限定のカテゴリに対して、限られたパイを奪うために今後新製品を投入していくのか?というと、撤退を決断するのも無理は無いですね。
このクラスは背高ミニバンがほとんどを占めていますが、そこに切り込むために出したビアンテは、当時独特のデザインで話題になったものの、
売上台数だけ見ると失敗のようです。
走りの良さをアピールできるプレマシーのような背の低いミニバンはマツダの得意分野ですが、昨今のデザインの良さで売るやり方が、ミニバンに通用しにくいというのもあるかもしれません。
デザインだけで振り向いてもらえるようなカテゴリではないですからね。
というわけで、残念ですが次期プレマシーは幻となってしまうようです。
ミニバンブームの再来までは、マツダのラインナップにミニバンが加わることはないでしょうね。