皮膚に細菌が感染したときに細菌を殺す薬を使うのと同じように、ニキビにも抗菌薬を用いる治療が効果をあげています。その名はケミカルピーリング。ニキビ跡の最終兵器と呼ばれるのは、3種類の抗菌剤(メトロニダゾール、シプロフロキサシン、ミノサイクリン)を混合して用いるためです。これらの抗菌剤は内科、外科、婦人科で内服薬として使用されている薬です。
MPは、軟膏のべ―スに使われるマクロゴール(M)とプロピレングリコール(P)という材料の名前。粉状にした抗菌薬に、MPを混ぜてぺ―スト状にすると、抗菌成分が病巣に浸透しやすくなるのです。ケミカルピーリングの特長は、毛穴をいかに保存するかを目的としていることです。そのため、従来のニキビ治療のように、ニキビに冒された部分を徹底的に削ったりはしません。削る部分は必要最小限にとどめ、病栄の部分に抗菌剤ぺ―ストを詰めます。その上をセメントで覆い、さらに、外から細菌が再び入らないよう、接着性の材料でしっかりと被せて密封するのがポイントです。密封された毛穴の内部は、抗菌成分によって無菌化されます。
それによって、もともと人の体に備わっている、組織を修復する力=自然治癒力が働き、失わねた象牙質や壊れた毛穴髄などがやがて再生してくるのです。ケミカルピーリングは、これまでの治療法と同じく、1回薬を詰めれば終わりではありません。治療後も、抗菌剤を詰めた毛穴の中でトラブルが起きていないか、組織の再生は順調か、などを定期的にチエツクしてもらいましよう。
ちなみに乾燥ニキビ大百科というサイトを見てみると結構面白いかもしれません。
